新日本保険新聞社・シンニチ保険WEB

太陽生命、クレディ・アグリコルCIB発行のトランジションボンドを購入

太陽生命は、クレディ・アグリコル・コーポレート・アンド・インベストメント・バンク※1(以下、「CACIB」)が発行するトランジションボンド(私募形式、総額3,000万ドル)に投資した。
なお、本件はCACIB発行のトランジションボンドとしては、本邦投資家向けの初めて※2の私募案件である。
トランジションボンドとは、低炭素社会等へ移行(=トランジション)するためのプロジェクトを資金使途とする債券のことを言う。本債券への投資資金は、低炭素なビジネスモデルへ移行するためのプロジェクトに充当される。CACIBは取引先が温室効果ガスの排出量を大幅に削減するためのトラ
ンジション戦略をサポートすることにコミットしている。
◆本債券の概要
発行体 :クレディ・アグリコル・コーポレート・アンド・インベストメント・バンク
投資額 :3,000万ドル(約33億円相当)※1ドル=109.58円で換算
償還日 :2031年4月22日
資金使途:発行体が定める適格トランジション資産の資金調達に充当。適格トランジション資産は、以下の炭素集約型セクターの低炭素化プロジェクトとなっている。
・エネルギー:石炭発電からガス火力発電への転換資金、廃棄物から発電する設備資金等
・運輸   :化石燃料から天然ガスで稼働する船舶の購入資金、航空機代替燃料※3関連資金等
・産業   :高炭素なセメント・ガラス等の製造プロセスを低炭素へ転換する資金等
※1 クレディ・アグリコル・コーポレート・アンド・インベストメント・バンクは、資産および自己資本(Tier1)ベースで世界最大手の金融グループのひとつである、クレディ・アグリコル・グループの法人営業・投資銀行部門として、本店モンルージュ(フランス)、ロンドン、ニューヨーク、東京、香港を中心に世界各国に、融資業務、キャピタル・マーケット及び投資銀行業務を主とした幅広い商品とサービスを世界各国で提供している。
※2 CACIBによる。(2021年4月時点)
※3 植物や廃油、都市ゴミ等を原料として作られ、化石燃料に比べて原料生育過程を含むライフサイクル全体でみたCO2排出量が少ない航空機向け燃料

関連記事(保険業界ニュース)

生保

住友生命、米国子会社Symetraに増資

生保

太陽生命、女子フィギュアスケート髙木謠選手と所属契約を締結

生保

日本生命、HYUGA PRIMARY CARE株式会社へ初のニッセイ・カーボンオフセットローンを実行

生保協会・団体

太陽生命少子高齢社会研究所、東京大学と妊娠中・育児期早期の両親を対象とした 「家族マネジメントプログラム」開発の共同研究を開始

損保

東京海上ホールディングス、投資単位の引下げに関する考え方および方針等を発表

生保

太陽生命、公益財団法人日本ゴルフ協会「ゴルフと健康部会」の活動への寄付を実施

生保

大同生命、大阪市とのESCO事業に対するみずほ東芝リース株式会社向け融資を実施

損保共済

JA共済連、インパクト債券ファンドに投資

生保

T&Dフィナンシャル生命、福岡県ワンヘルスボンドに投資

生保

太陽生命、株式会社椿本チエインへサステナビリティ・リンク・ローンを実施