新日本保険新聞社・シンニチ保険WEB

かんぽ生命、アジア開発銀行が発行するエデュケーション・ボンドへ投資

かんぽ生命は、アジア開発銀行(以下「ADB」)が発行する、持続可能な開発目標「4.質の高い教育をみんなに」及び「5.ジェンダー平等を実現しよう」に焦点を当てたエデュケーション・ボンド(60百万豪ドル/約50億円)への投資を実施した。なお、かんぽ生命は、本債券の発行額の全額を購入している。
ADBは2030年までの長期戦略「ストラテジー2030」における優先課題として、貧困削減や人材育成、ジェンダー平等の推進を掲げている。また本年1月には、アフターコロナを視野に入れたアジア太平洋地域における教育支援方針を発表した。その中で、パンデミック後の世界においては、アジア太平洋地域の経済的・社会的に恵まれない学生を含む全ての学生に対して、オンライン教育をより利用しやすくする必要があるとされており、またジェンダー平等を確保するためには、中途退学するリスクがより高い女性が取り残されないよう、教育及び継続的な学習への平等なアクセスを与えることが不可欠と述べられている。
本債券を通じて調達された資金は、アジア太平洋地域におけるこのような学校教育・職業訓練関連プロジェクトに充当される。ジェンダー平等の推進支援の観点からも、ADBのプロジェクトを通じて、新型コロナウイルスによって生じた女性の教育修了率の格差改善や、職場における女性の活躍をサポートする。
◆本債券の概要
発行体  :アジア開発銀行(ADB)
発行体格付:Aaa/AAA(Moody’s/S&P)
年限   :10年(2031年3月19日)
発行総額 :60百万豪ドル(約50億円)
利率   :1.930%

関連記事(保険業界ニュース)

生保

かんぽ生命、「かんぽアプリ」のサービス開始

生保

かんぽ生命、株式譲渡取引に係る払込完了

生保

住友生命、米国子会社Symetraに増資

生保

日本生命、HYUGA PRIMARY CARE株式会社へ初のニッセイ・カーボンオフセットローンを実行

損保

東京海上ホールディングス、投資単位の引下げに関する考え方および方針等を発表

生保

かんぽ生命、7月1日付組織改正で契約サービス部に「支払促進室」を設置

生保

かんぽ生命、一時払終身保険の保険料率改定

生保

大同生命、大阪市とのESCO事業に対するみずほ東芝リース株式会社向け融資を実施

生保

かんぽ生命、2025年度ラジオ体操出席カードの配布開始

損保共済

JA共済連、インパクト債券ファンドに投資