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第一生命、国際復興開発銀行が発行するチルドレン・ボンドに投資

第一生命は、国際復興開発銀行(以下「IBRD」)が発行するチルドレン・ボンドに約100億円投資した。
本債券はIBRDによって発行されるが、調達された資金総額のうち半額がIBRDに、残り半額が国際連合児童基金(以下「ユニセフ」)に帰属し、それぞれが返済義務を負う債券である。本債券は、ユニセフが世界で初めて資本市場での資金調達を行った事例であり、また同社は、債券投資を通じてユニセフを支援する世界初の機関投資家となる。
ユニセフは1946年の設立以来、全ての子どもの命と権利を守るため、世界約190の国と地域で子どもの支援活動を行っている。特に、脆弱で不利な立場に置かれた子どもたちが、生き延び、健やかに成長するための平等な機会を得られる世界を目指して、保健衛生や栄養摂取、教育機会、暴力や搾取からの保護などをテーマとした活動を展開している。
本債券によって調達された資金は、今回支援対象となる18か国における、新型コロナウイルス感染症を含む子供たちへのワクチン提供支援や衛生施設へのアクセス改善、教育機会提供支援といったユニセフの活動資金全般に充てられる。同社は、本債券への投資を通じて、ユニセフの子どもの命と権利を守る活動を資金面からサポートする。
同社は、日本全国の約1,000万名のお客さまから預かった約36兆円の資金を、幅広い資産で運用する「ユニバーサル・オーナー」として、「QOL向上」、「地方創生・地域活性化」、「気候変動」を重点テーマとしてESG投資を推進しており、以下の通り国際開発金融機関等が発行するSDGs債にも積極的に投資している。
今後も引き続き、運用手法の高度化・多様化によって資産運用収益の向上を図るとともに、責任ある機関投資家として持続可能な社会の形成に寄与すべく、ESG投資に積極的に取り組んでいく。

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