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第一生命、タイの水産加工会社向けサステナビリティ・リンク・ローンに融資

第一生命は、ThaiUnionGroupPublicCompanyLimited(以下、「タイユニオン社」)を借入人とするサステナビリティ・リンク・ローンに、約18億円の融資を行った。
グローバルに事業展開するタイの水産加工会社であるタイユニオン社は、北米・欧州で知名度の高い缶詰ブランドを展開しており、ツナ缶事業では世界トップのシェアを有している。同社は、世界的金融サービス企業のS&Pグローバル社によるサステナビリティ評価1において食品業界部門の世界第1位を獲得するなど、サステナビリティ取組みにも注力しており、特に原料となる水産資源の持続可能性確保や漁業従事者の人権保護に注力している。
サステナビリティ・リンク・ローンは、事前に設定されたサステナビリティ・パフォーマンス目標の達成状況によって金利が変動する仕組みとなっており、借入企業の取組み・行動変容を後押しすることで、環境・社会面において持続可能な経済活動を促進・支援することを目指す先進的な金融商品である。本件では、S&Pグローバル社による高いサステナビリティ評価の維持、CO2排出量削減目標の達成といった項目に加え、グローバルなバリューチェーンの監視体制を強化することを目的として、漁船におけるカメラ・GPSユニット・稼働状況センサー等の設置2や、監視員乗船によるモニタリング機能を有する取引先からの原料調達割合の増加を達成することにより、金利が引き下げられる仕組みとなっている。
現在、世界の水産物のうち、およそ9割が乱獲または上限まで漁獲されていると言われており、持続可能な漁業への転換が急務となっている。水産資源の管理・モニタリング体制の構築や、国際ルールを遵守しない違法な漁獲の撲滅や、漁業従事者の人権保護に向けて、水産関連企業による実効性のあるトレーサビリティ(原材料の流通経路における追跡可能性)の確立が求められており、タイユニオン社の原料調達に関する取組みはこれに即したものである。
同社は本融資が、タイユニオン社のサステナビリティ取組みの更なる推進の動機付けとなり、豊かな水産資源の保全に向けた持続可能な漁業への構造転換(トランジション)の後押しとなることを期待している。
今後も引き続き、運用手法の高度化・多様化によって資産運用収益の向上を図るとともに、責任ある機関投資家として持続可能な社会の形成に寄与すべく、ESG投資に積極的に取り組んでいく。
【案件概要】
借入人    ThaiUnionGroupPublicCompanyLimited
組成額    約190億円(約180百万米ドル)
期 間    5年
アレンジャー みずほ銀行、三菱UFJ銀行、BankofAyudhyaPublicCompanyLimited

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