住友生命、アフリカ輸出入銀行向けCOVID-19対応関連投資
住友生命は、日本貿易保険(以下「NEXI」)が保険を提供するアフリカ輸出入銀行向けの融資スキームに約50億円投資することを決定した。
アフリカ輸出入銀行は、アフリカ内外の貿易促進に向けて、貿易金融・プロジェクトファイナンス、信用保証の供与、情報・アドバイザリー支援を行う多国籍金融機関であり、アフリカ諸国政府、アフリカの官民の機関投資家、アフリカ域外の金融機関・民間投資家によって構成されている。2019年度末時点での総資産は144億ドルであり、アフリカの51ヵ国が加盟している。
今年3月、アフリカ輸出入銀行は、新型コロナウイルスの拡大によるアフリカ諸国における経済面・健康面での影響を緩和するために、30億米ドルの新型コロナウイルス関連の融資枠(PATIMFA)を設定した。本件を通じて調達した資金は、PATIMFAを含む新型コロナウイルス対策関連プロジェクトに充てられる。これらのプロジェクトはNEXIが設定する環境ガイドラインに照らして事前に承認されたものに限られている。
<本件の概要>
原債務者 :アフリカ輸出入銀行(Moody’s格付:Baa1、Fitch:BBB-)
保険者 :株式会社日本貿易保険(日本政府100%出資)
同社投資額:約50億円