日本生命、世界銀行(国際復興開発銀行)が発行するサステナブル・ディベロップメント・ボンドに投資
日本生命は、この度、世界銀行(正式名称:国際復興開発銀行、InternationalBankforReconstructionandDevelopment、以下「IBRD」)が発行するサステナブル・ディベロップメント・ボンド(以下「同債券」)に1.5億豪ドル(約114億円)投資した。
同債券は、栄養問題を重要なテーマとして発行される世界銀行グループで初めての債券となり、同社としても初めての投資となる。
IBRDは1945年に設立された単一機関としては世界最大の国際開発金融機関である。中所得国および信用力のある貧困国に対し、融資や保証、分析・助言サービスなどを提供し、持続可能な開発を推進することで、これらの国の貧困を削減することを目指している。
グローバルに深刻化している栄養問題(低栄養および肥満問題)は、途上国における乳幼児の死亡率や成人後の貧困率の高さ、保健医療コストの増大を通じ、各国の経済や人的資本に多大な影響を及ぼしており、IBRDではこれらの栄養問題の解決に取り組んでいる。
加えて、新型コロナウイルスの感染拡大により、食料のサプライチェーンの寸断や、感染時の重症化リスクの上昇も指摘されており、一層の対応が必要となっている。
同社は、環境や地域・社会と共生し、経済・企業と安定的な成長を共有していく観点から、環境問題の解決や社会貢献に資するESG投融資を積極的に実施しており、SDGsの達成に貢献する同債券への投資もその一つと位置付けている。
また、同社は、中期経営計画「全・進-nextstage-」において、「人生100年時代をリードする日本生命グループに成る」ことをスローガンに掲げ、従来の保険の域を超えた「保険+α」の価値を提供することを目指し、ヘルスケア領域にも積極的に取り組んでいる。
同債券への投資は、栄養問題への取り組みを後押しできることから、こうした同社の取り組みとも合致するものである。
今後も、社会公共性・投資採算性を踏まえ、ESG投融資を推進することで、ご契約者利益の一層の拡大に努めるとともに、持続可能な社会の形成に貢献していく。