第一生命、アジア開発銀行が発行するヘルス・ボンドに投資
第一生命は、新型コロナウイルス対策の保健衛生・医療関連取組みを重点テーマとした債券投資として、アジア開発銀行(以下「ADB」)が発行するヘルス・ボンド(総額約100億円)の全額を購入した。
同社は、日本全国の約1,000万名のお客さまからあずかった約36兆円の資金を、幅広い資産で運用する「ユニバーサル・オーナー」として、「QOL向上」、「地方創生・地域活性化」、「気候変動」を重点テーマとしてESG投資を推進しており、以下の通り国際開発金融機関等が発行するSDGs債にも積極的に投資している。
アジア開発銀行は、新型コロナウイルス対策のため、アジア太平洋地域の開発途上国に対する65億ドル規模の緊急支援策を2020年3月に公表した。同支援策の中には、感染症予防・看護のために必要な医薬・医療品の供給、深刻な呼吸器疾患治療に必要な医療機器の調達等、途上国向けの保健衛生・医療関連プロジェクトが多く含まれる。本債券によって調達された資金は、これらの新型コロナウイルス感染症対策をはじめとしたADBの保健衛生・医療関連の取組みに供給される。
同社は、本債券への投資を通じて新型コロナウイルス対策に向けたADBの取組みを資金面からサポートする。
今後も引き続き、運用手法の高度化・多様化によって資産運用収益の向上を図るとともに、責任ある機関投資家として持続可能な社会の形成に寄与すべく、ESG投資に積極的に取り組んでいく。
【本債券の概要】
発行体 アジア開発銀行(S&P格付:AAA、Moody’s格付:Aaa)
発行額 130百万カナダドル(約100億円)
償還期間 15年