第一生命、「北海道内7空港特定運営事業等」に対するプロジェクトファイナンスに投資
第一生命は、北海道エアポート株式会社(※1)が行う国内最大の空港コンセッション事業(※2)に対するプロジェクトファイナンスに約41億円の投資を行った。
本件プロジェクトである「北海道内7空港特定運営事業等」は、従来、別々の主体により運営されていた北海道内7空港(新千歳空港、稚内空港、釧路空港、函館空港、旭川空港、帯広空港、女満別空港)の空港運営を一体的に実施する事業である。各空港の所在地の特性や観光客需要を踏まえて、空港ごとに誘致路線を戦略的に分担することで、さらなるエアライン誘致と旅客数増加を推進する。
今般コンセッションにより、効率的な経営を実現し、北海道における基幹交通インフラとしての役割の最大限発揮と、北海道の地域経済活性化への貢献が期待される。
【本件プロジェクト概要】
事業名 北海道内7空港特定運営事業等
事業者 北海道エアポート株式会社
事業内容 北海道内7空港(新千歳空港、稚内空港、釧路空港、函館空港、旭川空港、帯広空港、女満別空港)の空港施設、ターミナルビル等の一体運営
事業期間 2049年10月30日まで(30年間)
※1 北海道エアポート株式会社は、北海道空港を代表企業として17社が出資し、2019年8月に設立された特別目的会社。
※2 コンセッションとは、高速道路や空港、上下水道など、料金徴収を伴う公共施設などの所有権を公的機関に残したまま、施設の運営権を民間事業者に設定すること。
同社は、日本全国の約1,000万名の保険契約者から預かった約36兆円の資金を幅広い資産で運用する「ユニバーサル・オーナー」として、「QOL向上」、「地方創生・地域活性化」、「気候変動問題の解決」を重点テーマとしてESG投資を推進しており、本プロジェクトへの資金供給のほか、これまでも地方創生・地域活性化に積極的に取り組んでいる。
引き続き運用手法の高度化・多様化によって資産運用収益の向上を図るとともに、責任ある機関投資家として持続可能な社会の形成に寄与すべく、ESG投資に積極的に取り組んでいく。