第一生命、インド輸出入銀行が発行するメコン地域向けディベロップメント・ボンドに投資
第一生命は、インド輸出入銀行(Export Import Bank of India、以下「インド輸銀」)が初めて発行するソーシャルボンドであるメコン地域向けディベロップメント・ボンド(総額約54億円)の全額を購入した。
本債券によって調達された資金は、インド輸銀を通じて、メコン地域のアジア諸国におけるインフラ整備事業(カンボジアの送電線敷設、ベトナムの水力発電所建設、ミャンマーの鉄道設備近代化等)に供給される。同社は、本債券への投資を通じて安定収益を確保するとともに、メコン地域のアジア諸国の経済発展に向けたインド輸銀の取組みを資金面からサポートし、その進捗状況等を継続的にフォローしていく。
第一生命グループはインドおよびメコン地域において生命保険事業を展開しており、これらの地域における生命保険の普及を通じた国民生活の安定に貢献している。加えて、本取組みによる各国のインフラ整備を通じて、経済発展・社会課題解決を後押しすることで、生命保険事業者としての側面だけでなく、機関投資家としての側面からも人々のQOL向上*に貢献していく。
今後も引き続き、運用手法の高度化・多様化によって資産運用収益の向上を図るとともに、責任ある機関投資家として持続可能な社会の形成に寄与すべく、ESG投資に積極的に取り組んでいく。
*同社はQOL(QualityofLife)向上を一人ひとりが望むしあわせな人生や生き方を実現することと捉え、人々のQOL向上への貢献を目指している。
【本債券の概要】
発行体 インド輸出入銀行(S&P格付:BBB-、Moody’s格付:Baa2)
発行額 50百万米ドル(約54億円)
償還期間 3年
【インド輸出入銀行について】
インド輸出入銀行法に基づき1982年に設立された、インドの輸出促進を担う政府系金融機関。インド政府100%出資。主力事業は外国政府・企業向けの輸出クレジットライン(輸出金融の一形態であり、輸出促進のため一定金額の融資枠を設けるもの)の供与。
≪参考≫国際開発金融機関発行のSDGs債への投資事例
https://www.dai-ichi-life.co.jp/company/news/pdf/2019_051.pdf