第一生命、丸紅アセットマネジメント㈱とのEコマース等向け物流施設を共同開発
第一生命は、丸紅アセットマネジメント株式会社が運用する不動産投資ファンドを通じて、埼玉県川越市における物流施設の開発事業に対し、70億円投資することを決定した。
日本国内では、インターネット通信販売(Eコマース)市場の成長を背景に、首都圏を中心に物流施設への需要は堅調に推移することが見込まれている。本開発事業では、物流施設を含め豊富な不動産開発実績を持つ丸紅グループの知見を活かし、都心部へのアクセスの良い関越自動車道・川越ICの近接地において、多様な用途での需要に応えられる競争力の高い物流倉庫を建設する予定であり、同社は安定的かつ高い投資収益を獲得できると考えている。
同社は、保有不動産ポートフォリオの中長期的な収益性・資産価値の向上、リスク抑制の観点から、中核の投資対象である大規模オフィスに加え、賃貸マンションや商業施設等への分散投資に取り組んでいる。また、既存物件の取得に加え、虎ノ門二丁目地区における再開発事業への参画等、新規の不動産開発にも注力している。
今回の物流施設の開発事業への投資は、これらの取組みの一環として実施するものである。
同社は、低金利環境下における収益力向上に向けて、引き続き運用手法の高度化・多様化による資産運用の高度化に積極的に取り組んでいく。