第一生命、予防接種のための国際金融ファシリティが発行するワクチン債へ投資
第一生命は、予防接種のための国際金融ファシリティ(以下「IFFIm」)が発行するワクチン債に440百万ノルウェー・クローネ(約52億円)投資した。
同社は、日本全国の約1,000万名のお客さまからの保険料をもとに、約35兆円の資産を運用する機関投資家(ユニバーサル・オーナー)として、「QOL向上」、「地方創生・地域活性化」、「気候変動」を重点テーマとしてESG投資を推進しており、以下の通り国際開発金融機関等が発行するSDGs債にも積極的に投資している。
IFFImは、GAVIアライアンス※(以下「GAVI」)の予防接種プログラムのための資金を円滑に提供することを目的として、2006年に設立された多国間開発機構であり、世界銀行がIFFImの財務管理を行っている。
本債券によって調達された資金は、GAVIを通じて、新たなワクチン開発資金
として「感染症流行対策イノベーション連合」(以下「CEPI」)に供給される。
CEPIは、有効なワクチンが存在せず将来的に壊滅的な流行を引き起こす可能性がある感染症に対する予防ワクチンの開発・供給を行う機関であり、今般、同社は、民間の機関投資家として世界で初めてCEPIへの資金供給を行う。同社は、本債券への投資を通じて安定収益を確保するとともに、新たなワクチン開発に向けたIFFImとCEPIの取組を資金面からサポートし、その進捗状況等を継続的にフォローしていく。
※GAVIは、官民連携パートナーシップ。低所得国におけるワクチンへのより公平なアクセスを実現することで、子供たちの命を救い人々の健康を守ることを目的としている。