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第一生命、国際復興開発銀行が発行するグリーンボンドに投資

第一生命は、世界銀行グループの国際復興開発銀行(以下「IBRD」)が発行するグリーンボンド(総額約108億円)の全額を購入した。
同社は、日本全国の約1,000万名のお客さまからの保険料をもとに、約35兆円の資産を運用する機関投資家(ユニバーサル・オーナー)として、「QOL向上」、「地方創生・地域活性化」、「気候変動」を重点テーマとしてESG投資を推進しており、以下の通り国際開発金融機関等が発行するSDGs債にも積極的に投資している。
IBRDは2008年に初のグリーンボンドを発行し、グリーンボンド市場の基本的な枠組みを作った。世界銀行グループとしては、「気候変動への適応と強靭化に関する行動計画」を2019年1月に公表し、気候変動への適応策のため2021~25年度に500億ドルの投資を実施することを表明している。
本債券によって調達された資金は、再生可能エネルギーやクリーンな都市交通の整備をはじめとした、温室効果ガスの排出削減および気候変動の影響に対処するための開発プロジェクトへの融資に充当される。同社は、本債券への投資を通じて安定収益を確保するとともに、気候変動問題の解決に向けたIBRDの取組を資金面からサポートし、その進捗状況等を継続的にフォローしていく。
同社は、引き続き運用手法の高度化・多様化によって資産運用収益の向上を図るとともに、責任ある機関投資家として持続可能な社会の形成に寄与すべく、ESG投資に積極的に取り組んでいく。
【本債券の概要】
発行体   国際復興開発銀行(S&P格付:AAA、Moody’s格付:Aaa)
発行額   1,920百万メキシコペソ(約108億円)
償還期間  10年

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