第一生命、ペルーにおける鉄道開発事業向けプロジェクトファイナンスに参加
第一生命は、2013年度より国内外のプロジェクトファイナンス等に積極的に取り組んできたが、今般、同社初となる海外プロジェクトボンド形態での投資として、ペルーにおける鉄道開発プロジェクトへの投資を行った。
【本件のポイント】
・ペルーにおける鉄道開発事業向けプロジェクトファイナンスに投資を実施
・同社として初めての海外プロジェクトボンド形態での投資
・新興国の鉄道インフラ整備によるQOL向上への貢献
本プロジェクトはペルーのリマ市を東西に横断する全長33.13km、計26駅の高架鉄道において、新車両を追加し運行数を倍増させるとともに、それに伴う駅舎・車庫拡大等のインフラ整備を行うものである。今後も利用者増加が見込まれているペルーの鉄道において、混雑緩和、利便性向上が期待されており、同社としても本プロジェクトへの資金供給を通じ、QOL向上への貢献を目指している。
なお、本案件は速やかな意思決定が必要な海外プロジェクトボンド形態での投資であり、同社は、これまで培ってきたプロジェクトファイナンスに関する投資ノウハウを活かし、投資執行所管と審査所管が緊密に連携してリスクを精査することで投資を実施した。同社は2019年4月にファイナンス投融資部を新設し、更なる専門性・機動性の強化を通じて、プロジェクトファイナンス分野への投資拡大を目指していく。
同社は、引き続き投資分野、運用手法の高度化・多様化によって資産運用収益の向上を図るとともに、責任ある機関投資家として持続可能な社会の形成に寄与すべく、ESG投資にも積極的に取り組んでいく。
【本件プロジェクト概要】
・プロジェクト名:Line 1 Lima Metro Expansion Project
・プロジェクト内容:ペルーリマ市の高架鉄道(Line1)における、新車両の追加およびインフラ整備事業
・事業主:Government of Peru acting through the Ministry of Transportation
・アレンジャー:米国みずほ証券