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第一生命がインパクト投資第三号案件を実施

第一生命は、疾患治療用アプリの開発を行う国内ベンチャー企業の株式会社キュア・アップに対し、ESG投資の一環であるインパクト投資1として2億円の投資を実施した。なお、同投資は同社におけるインパクト投資の第三号案件である。
キュア・アップは、医学的知見に基づきスマートフォンを通じて病気を治療する「治療アプリR」の研究開発・提供 を行うベンチャー企業。「治療アプリR」は、外来受診時以外にも、個々の状態に応じて適時適切なフォローを行うことができることから、治療の有効性・効率性を高めることが期待されている。第一弾として、禁煙治療(ニコチン依存症治療)のための治療アプリの治験を開始し、今後国内初の薬事承認を目指しているほか、他の疾患医療用治療アプリについても研究を進めている。
「治療アプリR」を用いた治療が普及することで、患者の減少、健康寿命の延伸、医療費の削減といった社会課題の解決に大きく寄与すること(社会的インパクト)が期待される。第一生命は、今回の投資を通じて高い投資収益を期待するとともに、そうした社会的インパクトが期待されるキュア・アップの取組みを資金面からサポートする。

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