日本生命、教育ボンド(ドイツNRW州)への投資について
日本生命は、この度、ドイツのノルトライン・ヴェストファーレン(NRW)州が私募形式で発行する教育ボンドに50百万ユーロ(約68億円)投資した。なお、NRW州が教育ボンドを発行することおよび、同社が教育ボンドへ投資するのは初めて。
NRW州は、州南西部にルール工業地帯を有しており、人口・経済規模の観点からドイツ国内で最大の州。同州は、「持続可能な開発目標(SDGs)」を推進するため、「サステナビリティ戦略(Sustainability Strategy)」を作成する等、環境・社会・経済の総合的な発展に取組んでいる。
当債券による調達資金は、同州における地方自治体や自治体連合に対する、学校セクターや幼児教育、スポーツ施設への投資を目的とした助成金として活用されることにより、SDGsの一項目である「質の高い教育をみんなに」の向上に寄与することとなる。同社は、当債券への投資を通じて安定収益を確保するとともに、投資資金が持続可能な社会形成の一助となることを期待している。
なお、同社は昨年度、国連責任投資原則(PRI)(※)への署名を行っているほか、中期経営計画「全・進-next stage-」(2017-2020)において、4年で1.5兆円の成長・新規領域への投融資を目指す中でESG債等への投融資2,000億円を目標としており、社会貢献領域への投融資を行う当債券もその一つと位置付けている。
※持続可能な社会の実現を目的とし、機関投資家等がESG課題を投資の意思決定に組込むことを提唱する原則