第一生命、海外プロジェクトファイナンス投資領域の拡大
第一生命は、資産運用高度化に向けた取組みの一環として、2013年度より国内外のプロジェクトファイナンス等に積極的に取り組んできたが、今般、同社初となる案件組成(入札)段階からのプロジェクト参画およびメザニン投資案件(*)として、英国における高速鉄道線路コンセッションプロジェクト「High Speed 1」への投資(約45億円)を決定した。また、同社初の豪州案件として、海水淡水化プロジェクト「Victorian Desalination Project)」への投資(約44億円)を決定した。
*※1 メザニンとは、負債と株式の中間の性質を有する資金調達形態を指し、元利払いや清算時の弁済順位が通常の債務(シニア債務)に劣後し、株式に優先するという特性を持つ。同社は、High Speed1株式を取得・保有する中間持ち株会社のシニア債務に投資を行ったが、その返済原資は High Speed1からの配当収入に依拠する。したがって、同投資分はHigh Speed1の債務に対して弁済順位が実質的に劣後したメザニン部分への投資となる。