生保協会、JA共済連、企業年金(確定給付型)の受託概況(令和7年3月末現在)を公表
生保協会とJA共済連は、3業態(信託業界・生命保険業界・JA共済連)にかかる企業年金(確定給付型)の受託概況(令和7年3月末現在、速報値)を取りまとめた。
【概要】
(1)企業年金(確定給付型)の受託件数は、厚生年金基金が4件、確定給付企業年金が11,653件となっている。
(2)企業年金(確定給付型)の資産残高は、対前年比2兆2,399億円減(対前年比2.5%減)の84兆1,901億円となっている。
資産残高の内訳は、厚生年金基金が15兆3,929億円(対前年比4.3%減)、確定給付企業年金が68兆7,972億円(対前年比2.1%減)となっている。
なお、業界別の内訳は、信託業界66兆4,050億円(78.9%)、生命保険業界17兆3,516億円(20.6%)、JA共済連4,334億円(0.5%)となっている。
(3)企業年金(確定給付型)の加入者数は、それぞれ厚生年金基金が11万人、確定給付企業年金が887万人となっている。加入者総数では、制度への重複加入はあるものの、899万人と、第1号厚生年金被保険者数4,211万人(令和6年3月末)から推計すれば、民間サラリーマンの約21%が企業年金(確定給付型)に加入していることになる。