新日本保険新聞社・シンニチ保険WEB

第一生命、Sakana AI株式会社に投資

第一生命は、生成AIの高度化・社会実装に向けて次世代の基盤モデル*開発を行う国内スタートアップ企業であるSakana AI株式会社(以下「Sakana AI」)に投資を実施した。
【本投資の概要】
●Sakana AIは、これまでとは異なるユニークな手法で生成AIの基盤モデル開発に取り組む、日本発のスタートアップ企業である。
●少子高齢化による労働人口減少への対応策として労働生産性の向上が求められる中で、高度な学習により自ら新たにコンテンツを生み出す能力を持つ「生成AI」への注目が高まっている。一方で、生成AIの基盤モデル開発には長期の開発期間や多額のコストを要すること、また大量の電力消費が必要となることが課題となっている。
●こうした中でSakana AIは、第一線のAI研究に携わってきた世界トップクラスのエンジニアを擁し、基盤モデルの開発プロセス自体を自動化するという独自技術の実現により、高精度ながら低コスト・省電力、かつ顧客のニーズに応じた機動的な基盤モデル開発を可能とした。
●Sakana AIは日本に拠点を構える企業として、独自の開発アプローチやそこから生み出される革新的なAI技術によって、日本が抱える様々な社会課題の解決、さらにはグローバルにも大きなインパクトを与えるポテンシャルを有しており、高い収益性の確保が期待される。
第一生命は、長期・安定的な運用収益の獲得に向けて資産運用手法の高度化・多様化に取り組む中で、ベンチャーキャピタルやスタートアップ企業への投資も積極的に行ってきた。長年培ってきた知見やリレーションシップを活かし、専門チームによって、社会課題解決や世界に革新をもたらし得る技術・サービスを持つ投資先の発掘を進めている。同社は今回の投資を通じて、Sakana AIと、これらの社会課題解決に向けた取組みを加速するとともに、今後も責任ある機関投資家として、資産運用立国の実現にも繋がる、長期・安定的な収益の獲得と成長資金の供給の両立に取り組んでいく。
* 大量のデータによって訓練され、多様なタスクを実行出来る機械学習モデルを指す。生成 AI を実現する頭脳に該当するもの。

関連記事(保険業界ニュース)

生保

住友生命、米国子会社Symetraに増資

生保

日本生命、HYUGA PRIMARY CARE株式会社へ初のニッセイ・カーボンオフセットローンを実行

損保

東京海上ホールディングス、投資単位の引下げに関する考え方および方針等を発表

生保

第一生命、新商品「要支援・介護保険」発売

生保

大同生命、大阪市とのESCO事業に対するみずほ東芝リース株式会社向け融資を実施

損保共済

JA共済連、インパクト債券ファンドに投資

生保

T&Dフィナンシャル生命、福岡県ワンヘルスボンドに投資

生保

第一生命、第一スマートによる新商品「デジホの熱中症保険」(正式名称:熱中症保険)の提供開始

生保

第一生命、第一スマート、AUTHENTIC JAPAN株式会社の共創取組

生保

第一生命、2024年『サラっと一句!わたしの川柳コンクール』ベスト10発表