生保協会、企業年金(確定給付型)の受託概況(令和6年3月末現在)
生保協会は、3業態(信託業界・生命保険業界・JA共済連)にかかる企業年金(確定給付型)の受託概況(令和6年3月末現在、速報値)を取りまとめた。
【概要】
(1)企業年金(確定給付型)の受託件数は、厚生年金基金が4件、確定給付企業年金が11,794件となっている。
(2)企業年金(確定給付型)の資産残高は、対前年比5兆9,294億円増(対前年比7.3%増)の86兆4,300億円となっている。
資産残高の内訳は、厚生年金基金が16兆993億円(対前年比11.2%増)、確定給付企業年金が70兆3,306億円(対前年比6.5%増)となっている。
なお、業界別の内訳は、信託業界68兆3,152億円(79.0%)、生命保険業界17兆6,790億円(20.5%)、JA共済連4,357億円(0.5%)となっている。
(3)企業年金(確定給付型)の加入者数は、それぞれ厚生年金基金が11万人、確定給付企業年金が903万人となっている。加入者総数では、制度への重複加入はあるものの、915万人と、第1号厚生年金被保険者数4,157万人(令和5年3月末)から推計すれば、民間サラリーマンの約22%が企業年金(確定給付型)に加入していることになる。