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第一生命、プロロジスが運用する物流施設ファンドに投資

第一生命は、物流不動産の所有・運営・開発のリーディング・グローバル企業であるプロロジス(以下「プロロジス」)が運用する、物流施設ファンドである「プロロジス・ジャパン・コア・ロジスティクス・ファンド」(以下「本ファンド」)に約87億円の投資(出資比率:57.5%)を行った。
本ファンドは、日本国内における稼働中の物流施設を投資対象としている。本ファンドは、将来的に約2,400億円の優良アセットを取得することを検討しており、今般、2物件合計約300億円の物流施設を取得した。
近年、インターネット通信販売市場の成長を背景に物流施設に対する需要は堅調に推移、今後も更なる拡大が見込まれる一方、国内の物流業界では人手不足の深刻化や「2024年問題」が課題となるなど、物流施設については効率的なオペレーションの構築・配送拠点の整備等の対応が求められている。
同社は、プロロジスと協働することで、物流施設に関する知見・ネットワーク活用といった投資ノウハウの蓄積を見込んでいる。加えて、オートメーション化・省人化などの機能を備えた先進的な物流施設や、配送網の中継拠点などの高需要物流施設等、単独でアクセスが困難な案件に対する投資機会を獲得することで長期安定的な運用収益に繋がると考えている。
今般投資を行った物流施設は都心や大阪中心部へのアクセスが良好なエリアに位置するなど配送効率が良い施設であり、また、通勤の利便性にも優れ労働力を確保し易いことから、今後も高い収益性を維持できる施設であると考えている。
同社は、保有不動産ポートフォリオの中長期的な収益性・資産価値の向上、リスク抑制の観点から、大規模オフィスに加え、賃貸マンションや物流施設等への分散投資に取り組んでおり、引き続き運用手法の高度化・多様化によって資産運用収益の向上に取り組んでいく。

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