生保文化センター、高知県が発行する「グリーンボンド」に投資
生保文化センター(以下「同センター」という)は、このたび、高知県が発行する高知県令和4(2022)年度第2回公募公債(グリーンボンド・5年)、以下「本債券」という)に投資した。
「グリーンボンド」とは、環境改善効果を有するプロジェクトに充当先を限定した資金調達のために発行される債券である。本債券におけるフレームワークは、国際資本市場協会(International Capital Market Association:ICMA)が定義する「グリーンボンド原則2021」、及び「環境省グリーンボンドガイドライン2022年版」への適合性について、株式会社日本格付研究所からセカンドオピニオンを取得している。
本債券の発行による調達資金は、高知県が取り組む環境改善効果のある下表のグリーン化事業に充当される。
分類・事業内容
エネルギー効率
・県有施設の設備更新(空調)等による環境負荷低減
クリーン輸送
・公用車への電動車導入の推進
・電気自動車充電設備の整備
気候変動への適応
・水害対策、土砂災害対策
生物多様性保全に関する事業
・植物の情報収集と標本の適正管理
・植物多様性保全のための教育・研究活動拠点の整備
2015年に国連で採択されたSDGs(持続可能な開発目標:Sustainable Development Goals)では、「誰一人取り残さない」社会の実現を目指している。
同センターは、本債券をはじめとしたESG投資を今後も継続的に検討するとともに、すべての人が、社会保険制度や生命保険の役割を理解し、生活設計を通して将来起こりうるリスクについて自身で考え、備えることができるように、公正・中立な立場からの情報提供等を通じ、社会に貢献していく。
<本債券の概要>
名称 高知県令和4(2022)年度第2回公募公債(グリーンボンド・5年)
年限 5年
発行額 50億円
発行月 令和5(2023)年3月