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富国生命、アフリカ開発銀行の「ライト・アップ・アンド・パワー・アフリカ・ボンド」に投資

富国生命(以下「フコク生命」)は、アフリカにおけるエネルギーへのユニバーサル・アクセス達成を推進するアフリカ開発銀行の取組みに賛同し、同行が発行する「ライト・アップ・アンド・パワー・アフリカ・ボンド」(以下、「本債券」)への投資を実施した。本債券の取扱証券会社はTDセキュリティーズが指名され、総額5,000万オーストラリア・ドル(日本円で約46億円相当)全額をフコク生命が購入した。本債券の受け渡しと資金決済が3月8日に完了した。
アフリカ大陸では、電力へのアクセス率が50%程度と世界で最も低く、90%以上の小学校で電力が不足している。また、調理時の薪の使用で生じる室内空気汚染により、女性や子どもを中心に毎年60万人以上が亡くなっている。エネルギー不足の解消によって、女性、若者、子どもたちを健康被害から守り、教育や雇用など多様な機会の創出が期待される。
フコク生命では「生命保険事業を営む相互会社として、持続可能な社会の実現に貢献する」という経営方針に則り、ESG課題を考慮した投融資に積極的に取り組んでいる。
本債券は、アフリカの持続可能な経済成長と社会的発展を目指すアフリカ開発銀行による、エネルギーのユニバーサル・アクセスの実現を目的とするプロジェクト等を後押しするものである。
また、フコク生命は公共性の高い生命保険事業を営む相互会社として、“THE MUTUAL”というコンセプトのもと、真の“相互扶助”を体現する組織となることを目指している。
本債券への投資は、契約者の大切な資金を運用するにあたり、収益性の確保のみならず、フコク生命の経営理念の一つである「社会への貢献」を実践し得る手法であると位置づけており、今後も同様の投融資を継続的に実施していく。

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