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第一フロンティア生命、ホルシム社が発行するサステナビリティ・リンク・ボンドへ投資

第一フロンティア生命は、ホルシム社(正式名称:Holcim Ltd)の子会社(正式名称:Holcim US Finance Sarl & Cie SCS)が発行するサステナビリティ・リンク・ボンド(以下、「SLB」)への投資を行った。
SLBとは、発行体が事前に設定したサステナビリティ目標の達成状況に応じて、利払い等が変化する可能性のある債券を言う。第一フロンティア生命はSLBに投資することで企業の取組み・行動変容を後押しし、環境・社会面において持続可能な経済活動を促進・支援することを目指す。
同社は一般的なSDGs債投資に加え、世界の企業がSDGsの達成を目指すように促す「アディショナリティ(追加性)」を持つ投資にも注力している。本件はこうした同社の投資スタンスに合致するものであり、脱炭素社会の構築を目指すホルシム社の姿勢にも強く共感できるとしている。
【債券概要】
・発行体:Holcim US Finance Sarl & Cie SCS
・保証会社:Holcim Ltd
・通貨、発行金額:米ドル建て10年債:100百万米ドル(約110億円相当)
・資金使途:再生可能なセメントなどの低炭素建築資材、炭素回収・利用・貯留技術などの研究・開発による脱炭素社会構築等
・サステナビリティ目標:2030年のモニタリング期日にセメント製造1トン当たりのCO2排出量を475kg(2018年576kg基準比-17.5%)に削減する。達成できない場合は発行体が当社に支払う最後1年分の利払いが0.75%上昇する。

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