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日本生命、ソーシャル・インパクト・ボンドへの投資

日本生命は、株式会社ドリームインキュベータ(以下「DI社」)が設立したNextRiseソーシャル・インパクト・ファンド(以下「同ファンド」)へ6億円の投資を行うこととなった。
ソーシャル・インパクト・ボンド(以下、「SIB」)は、事業の民間委託等により、行政コストを抑えながら社会課題の解決を図り、あらかじめ設定した事業の成果指標の達成度合いに応じて行政から対価が支払われる成果連動型支払契約方式による事業(PFS事業:PayforSuccess事業)の一形態であり、民間事業者が事業に必要な資金を外部から調達し、行政からの報酬で返済するものである。
近年、社会課題の複雑化により、行政が負担する社会保障費の歳出が増加傾向にある中、行政コストの削減と社会課題の解決の両立を目指す仕組みとして、SIBは欧米を中心に広がっていたが、国内でも案件組成が徐々になされ始めている。
DI社は、さまざまな社会課題を戦略・技術・政策の力を有機的に統合して解決するビジネスプロデュース活動を推進している。SIBの組成において重要となる自治体との連携においても、すでに複数の自治体と提携し、先進的な取り組みを推進しており、今回のアジア最大のSIBファンド組成における中心的な役割を担っている。
同社は、持続可能な社会の実現と運用収益確保の両立を目指しESG投融資を積極的に推進しているが、社会課題の解決に貢献するとともに、運用収益拡大にもつながるSIBへの投資は今回が初めてであり、同社のESG投融資の今後の可能性を広げるものである。
今後も持続可能な社会の実現への貢献と契約者利益の一層の拡大を目指し、ESG投融資に取り組んでいく。

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