アクサ生命、元従業員による個人情報漏洩が発覚
アクサ生命の元従業員が、社外秘である顧客情報を無断で持ち出し、保険募集代理店に勤務する元同僚に漏えいしたことが判明した。個人情報が漏えいした可能性があるお客様には、すでに同社から個別に連絡をしている。
同社はこれまでも個人情報について厳格な取り扱い、管理の徹底に努めてきたが、この度の事案を重く受け止め、より一層の管理体制の強化および従業員の教育を徹底し、信頼回復に取り組んでいく。
【発覚の端緒】
2025年7月23日に漏えい被害の対象となったお客様より、同社ホームページの問い合わせフォームを通じて、発覚した。
【被害状況と対象者】
お客様からの問い合わせを受け、同社にて調査をしたところ、同社の元従業員A(2024年8月退職)が同社在籍中に、保険募集代理店に転職した元従業員B(2024年6月退職)に個人情報を漏えいしていたことが判明した。422名分のお客様の契約内容にかかわる個人情報が元従業員Aから元従業員Bに漏えいしていた可能性があり、元従業員Bは、2025年1月に勤務先の保険募集代理店にて、その顧客情報の一部を使用し保険募集活動を行っていたことが、現時点の調査で判明している。現在までに、本件の個人情報漏えいに伴う情報が第三者へ拡散される等の更なる被害拡大は確認されていない。
【漏えいが発生した個人データの項目】
・契約に関する以下の情報
契約者の氏名、生年月日、性別、保険金受取人の氏名、契約内容(保険商品名・保険料・払込期間)、証券番号
【同社の対応】
該当する可能性のあるお客様には個別に郵送等にて連絡している。現在、全容解明に向けた調査を継続している。調査と並行して再発防止策を策定し、従業員の教育の徹底、情報管理体制の強化を図っていく。なお、本件の発覚後、同社は速やかに行政へ本件を報告している。