住友生命、日々の健康増進活動により受取額を増やせる業界初の保険「ドルつみVitality」を発売
住友生命は、2026年1月5日に、資産形成と健康増進に一体的に取り組むことができる業界初の仕組み※1を備えた生命保険として「ドルつみVitality」を発売する。
同社では2018年7月から、生命保険にVitality健康プログラムを組み合わせた健康増進型保険命「Vitality」を提供している。Vitality健康プログラムは、毎年の健康診断や日々の運動など、お客さまの継続的な健康増進活動をサポートするプログラムである。人生100年時代と言われる健康長寿社会において、健康増進に関心を有する多くのお客さまに好評で、2024年度には累計販売件数が200万件を突破した。
これまでは、定期保険や医療保険など保障性の高い生命保険にVitality健康プログラムを組み合わせ、健康増進活動への取組みに応じて保険料を変動させるものだった。これに対し、お客さまからは「資産形成ができる生命保険にVitalityを組み合わせた商品があれば、更なる健康増進活動の励みになる」という要望が多数あり、今般、米ドル建積立保険にVitalityを組み合わせたドルつみVitalityを発売することとした。
ドルつみVitalityには、保険料変動の仕組みに代えて、「つみたてPLUS」という、日々の健康増進活動によって受取額を増やせる業界初※1の機能が備わっている。また、つみたてPLUSは、南アフリカの金融サービス会社Discovery Ltd.が提携する世界各国の生命保険会社で導入されているVitality保険の中でも世界初※2の機能となる。
業界初※1・世界初※2となるつみたてPLUSの機能を備えた商品を「つみたてPLUSシリーズ」と位置づけ、その第1弾商品となるドルつみVitalityの提供を通じ、ファイナンシャルウェルビーイングを含めた「一人ひとりのよりよく生きる=ウェルビーイング」に貢献し、「なくてはならない」保険会社グループを目指していく。
※1 2025年9月時点住友生命調べ
※2 2025年6月時点住友生命調べ。健康増進活動により獲得した特典(リワード)を保険料の払込みに利用することで受取額が増加する機能がVitality保険で世界初。
1 「ドルつみVitality」の開発背景
a.健康意識の高まり
国民全体の健康意識の高まりに伴い、定期的に運動を実施している人の割合は増加しているものの、国民の約半数は依然として定期的な運動を継続できておらず、大半の人が運動不足を感じている状況である。
こうした状況を踏まえると、運動習慣を含めて広く継続的な健康増進活動をサポートするVitality健康プログラムをより多くのお客さまに提供することが、ウェルビーイングの貢献につながると考えている。
b.資産形成への意識の高まり
NISA口座数は年々増加しており、2023年12月末から2025年3月末にかけては、2024年に制度が刷新されたこともあり、その口座数は約24.6%増加した。このように、国民の資産形成への意識にも高まりが見られる。
c.健康増進と資産形成を取り巻く社会環境等について
現在、日本人の平均寿命は男性約81歳、女性約87歳となっており※3、医療技術の進展も相まって、今後もより長寿化していくことが見込まれる。このような長寿社会においては、健康寿命の延伸のみならず、資産寿命(生活に必要な金融資産が枯渇するまでの期間)の延伸が社会課題として注目されつつある。
※3 (出典)厚生労働省「簡易生命表(令和6年)」
また、住友生命が独自に行った調査においては、健康増進と資産形成の両方に関心を持つ方の割合は全体の60%以上を占めており、健康増進と資産形成は多くのお客さまに共通してニーズの高いテーマであることがうかがえる。しかしながら、実際にその両方を取組みに移せている方は30%弱にとどまっており、その取組みを促すきっかけを提供することが重要であると考えている。
2 「ドルつみVitality」の特長
①シンプルな商品性
・基本保険料払込期間は5年、保険期間は10年のシンプルな積立保険である
・告知なしで加入できる
②米ドル建
・米ドルの好金利を活用して資産形成を行うことができる
・毎月払い込みいただく基本保険料を、一定額の円貨で固定することによって、ドルコスト平均法※4による為替リスクの抑制効果が期待できる
③Vitalityコインを利用した健康増進保険料の払込み
・日々の健康増進への取組みに応じて受取額を増やせる業界初の保険である
・Vitality健康プログラム契約に基づき、健康増進活動への取組みに応じた特典(リワード)として獲得したVitalityコインを利用し、健康増進保険料を払い込むことができる、Vitality保険で世界初の機能を備えている
※4 価格が変動する金融商品を常に一定金額で定期的に購入する手法である。価格が高いときの購入量を少なく、価格が低いときの購入量を多くすることで、平均購入単価を抑える効果が期待できる。
【保障内容】(支払金額)
・満期保険金:保険期間満了の日における、基本部分の積立金相当額と健康増進部分の積立金相当額の合計額
・死亡給付金:被保険者の死亡日における、基本部分の積立金相当額または既払込基本保険料相当額のいずれか大きい金額と、健康増進部分の積立金相当額の合計額
・災害死亡給付金:死亡給付金の1.1倍相当額
【主な取扱基準】(項目・内容)
●約款名称:5年ごと利差配当付米ドル建災害死亡保障付積立保険
●通貨:米ドル
●契約年齢範囲:18歳~69歳
●予定利率:契約時に適用される予定利率で保険期間中変動なし
●基本保険料払込期間:5年
●保険期間:10年
●基本保険料払込方法:月払いのみ
●基本保険料払込経路:クレジットカード扱いのみ
●最低基本円貨払込額:月5,000円
●最高基本円貨払込額:月10万円
●健康増進円貨払込額:通算限度
●保険期間:10年間で通算60万円(健康増進保険料の払込みに際しては1コイン=1円に換算する)
●危険選択:無告知
●新契約諸制限:
・Vitality健康プログラム契約の締結が必須(基本円貨払込額とは別にVitality利用料として、標準プランは月額880円(税込)、ライト・家族プランは月額440円(税込)を払い込める。Vitality利用料は将来変更することがある。)
●1被保険者につき1件のみ加入可能
●付加できる特約等:保険契約者代理特約、被保険者代理特約、保険料円貨払込特約(円貨払込額指定型)※5、健康増進保険料の払込みに関する特則※5
※5 付加必須の特約・特則となる
3 「つみたてPLUS」について
Vitality健康プログラムでは、健康増進活動への取組みに応じた特典(リワード)として、「Vitalityステータスアップ特典」等によりVitalityコイン※6を獲得することができる。「つみたてPLUS」は、このVitalityコインを1コイン=1円に換算して健康増進保険料の払込みに利用することによって、満期保険金額等を大きくすることができる仕組みである。この機能により、資産形成と健康増進に一体的に取り組むことができる。
※6 Vitalityコインとは、住友生命が独自に発行・管理する仕組みで、同社が指定する方法により「ドルつみVitality」の健康増進保険料の払込みに利用することや電子マネーギフト等と交換することができる。Vitalityコインには有効期限があるほか、その利用にあたっては一定の制約がある。
4 価格例
ドルつみVitalityの満期保険金額等の価格イメージは次のとおり。なお、健康増進活動により獲得したVitalityコインは、保険期間10年間を通じて、通算60万円相当まで健康増進保険料の払込みに利用することができる。
【設例】30歳、予定利率3.90%、男性、基本円貨払込額10,000円、住友生命所定の為替レートが1米ドル=150円で契約時から一定であったとして試算、10年間毎年の契約日(契約応当日)の6か月後にVitalityコインを健康増進保険料の払込みに利用した場合
●【米ドル建の金額】
■基本部分
既払込保険料①(米ドル):4,000
満期保険金額②(米ドル):4,749
【参考】返戻率②/①:118.7%
■健康増進部分
【年間の利用コイン数:3,600/10,000/30,000】
既払込保険料③(米ドル):240/666/2,000
満期保険金額④(米ドル):286/794/2,381
■基本部分+健康増進部分
【年間の利用コイン数:3,600/10,000/30,000】
既払込保険料①+③(米ドル):4,240/4,666/6,000
満期保険金額②+④(米ドル):5,035/5,543/7,130
●【円換算額】
■基本部分
既払込円貨払込額①(円):600,000
満期保険金額②(円):712,446
【参考】返戻率②/①:118.7%
■健康増進部分
【年間の利用コイン数:3,600/10,000/30,000】
既払込円貨払込額③(円):36,000/100,000/300,000
満期保険金額④(円):42,942/119,130/357,191
■基本部分+健康増進部分
【年間の利用コイン数:3,600/10,000/30,000】
既払込円貨払込額①+③(円):636,000/700,000/900,000
満期保険金額②+④(円):755,388/831,576/1,069,637
■記載の金額について
・上記はシミュレーションであり、満期保険金額の確実性を示唆または保証するものではない。また、為替レートの変動により、満期保険金・(災害)死亡給付金・解約返戻金等を請求時等の住友生命所定の為替レートで円換算した金額が、実際に払い込んだ円貨払込額の合計額を下回り、損失が生じるおそれがある。
・Vitalityコインの獲得・利用状況などによっても記載の金額から変動する。