日本生命、「じぶんで血糖チェック」をリニューアル~PHRと連動した情報提供
日本生命および同社グループは、『誰もが、ずっと、安心して暮らせる社会』を目指して、あらゆる事業活動においてサステナビリティ経営を推進しており、人・地域社会・地球環境の3つの領域に重点を置き、地域の皆様とともにサステナブルに成長していくことを目指している。
そのために、生命保険事業を中心に、アセットマネジメント・ヘルスケア・介護・保育などの様々な安心を提供する“安心の多面体”としての企業グループを、長期的に目指す企業像として掲げている。
この度、ヘルスケア事業の一環として「じぶんで血糖チェック(血糖変動チェックプラン)」をリニューアルし、「ニッセイ健康増進コンサルティングサービス(Wellness-Star☆)」のさらなる価値向上を図る。参加者個人や団体担当者のユーザビリティ向上に加え、参加者個人が自身の健康データを管理していくPersonal Health Record(以下「PHR」)と連動した健康情報の提供も実現し、さらなる生活習慣改善に寄与できるものとなる。
■PHRとは
PHRとは、生涯にわたり健康・医療・介護に関する情報を本人自ら把握することを指す。厚生労働省は、本人自身が情報を管理して医療従事者等と相談しながら自身の健康増進等に活用していくPHRの全体像を描いており、同社の本リニューアルもPHRの取り組みの一つである。
■じぶんで血糖チェックの目的・概要・リニューアルポイント
じぶんで血糖チェックは、同社が2021年度から提供を開始している、血糖値に着目した生活習慣の改善およびヘルスリテラシー向上を目的としたサービスである。このサービスを利用することにより、空腹時血糖が正常や境界域にある方でも、一般的な健康診断や人間ドックなどでは測定できない食後高血糖等をチェックすることができる。
今回のリニューアルのポイントは大きく3つあり、①団体担当者向けの管理機能向上、②参加者個人向けのユーザーインターフェースの改善、③PHRと連動した参加者個人毎への健康情報の提供である。
なお、本リニューアルに際し、株式会社Welby(以下「Welby社」)のPHRアプリ『Welbyマイカルテ』を基盤として採択する。Welby社とは、子会社の株式会社Welbyヘルスケアソリューションズ(以下「WHS社」)に出資するとともに、PHRソリューションの普及・推進に向けて、2023年12月より三社間で業務提携をしており、今回のリニューアルは三社間での業務提携におけるヘルスケア事業の一環の取り組みとなる。
今後も、Welby社およびWHS社と協力し、生活習慣病領域における未病・予防から治療・予後にわたるPHRの活用によって、個人が自ら健康管理に取り組むことをサポートしていく。これにより、個人の生活習慣改善の支援のみならず、医療者との円滑なコミュニケーションも実現していき、より一層地域の健康長寿社会づくりに寄与し、一人ひとりがいきいきと自分らしく暮らせる環境づくりに貢献していく。