メットライフ生命、子ども向けの新たな金融教育プログラムを始動
メットライフ生命は、社員ボランティアが実施している子ども向けの金融教育プログラムを刷新した。ロールプレイングなどを通じて、子どもたちがお金の大切さをより実践的に学べる内容となっており、11月より展開を開始した。
同社は2021年より、日本財団が全国に開設する「子ども第三の居場所」において、社員ボランティアによる金融教育ワークショップを実施している。「子ども第三の居場所」は、学習や生活上の困難など、さまざまな課題に直面する子どもたちの支援を目的とした施設で、同社は生命保険会社として培った知見をもとに、子どもたちが「お金」に対する学びを深めるプログラムを提供している。
新プログラムは、社外の経験豊かなファイナンシャルプランナーの監修も取り入れて作成した。「講義」「お買い物ゲーム(ロールプレイング)」「考察」の3部構成となっており、子どもたちにお金の概念を伝えるだけでなく、お金を活用する意識と行動変容を促すことが特徴である。中でも、お買い物ゲームでは、子どもたちが「お店屋さん」「お金をどんどん使う」「よく考えて使う」の全ての役割を経験し、それぞれの気持ちを理解できる設計になっている。
東京(調布市・青梅市)、大阪、広島、京都、熊本の6カ所の「子ども第三の居場所」で新プログラムを実施し、子どもたちに、お金の大切さ、得ることの難しさ、販売に携わる人々に感謝する心などを学んでもらう機会となった。日本財団や施設の方々からは「子どもたちの能動的な姿勢が印象的だった。学校教育ではなかなか得られないものだと思う」「職員や保護者以外の大人とのコミュニケーションの機会が持てることは子どもにとって貴重な体験」などの感想が寄せられている。