新日本保険新聞社・シンニチ保険WEB

住友生命、森林ファンド「Manulife Forest Climate Fund」に投資

住友生命は、米国を中心としたグローバルな地域の森林を投資対象とするインパクト投資ファンド「Manulife Forest Climate Fund」(以下「本ファンド」)に約38億円の投資を決定した。住友生命として、初のカーボンクレジット※1を創出する森林ファンドへの投資となる。
※1 カーボンクレジットは、植林や森林保全等による温室効果ガス排出量の削減効果をクレジット化したもので、企業間等で売買することが可能である。
本ファンドは、森林投資で40年近くにわたる豊富な経験と実績を有し、業界最大規模の運用資産を誇るManulife Investment Management Timberland and Agriculture Inc.
(以下「同社」)によって運用されている。同社の知見を生かした適切な植林・間伐等の持続可能な森林管理を通じて、森林によるCO2吸収量、貯留量を増加させるとともに、高品質なカーボンクレジットを創出・売却し、運用収益と脱炭素社会実現への貢献との両立を図ることを主な目的としている。
なお、創出されたカーボンクレジットについては、ICVCM※2が策定する信頼性や透明性に係る厳格な基準に適合している国際的な認証機関から認証を取得する予定である。
※2 ICVCM(The Integrity Council for the Voluntary Carbon Market)は、カーボンクレジット市場の信頼性と透明性を確保するため、コア・カーボン原則(Core Carbon Principles)等の評価基準を策定している。
住友生命は、本ファンドへの投資を通じ、運用収益の獲得に加え、森林によるCO2吸収量、貯留量の他、生物多様性保全や地域コミュニティの雇用創出といった環境や社会に対しポジティブなインパクトの創出が期待できることから、投資を決定した。
【本ファンドの概要】
ファンド名 Manulife Forest Climate Fund
運用会社 Manulife Investment Management Timberland and Agriculture Inc.
同社投資額 約38億円
住友生命は、ウェルビーイングに貢献する『なくてはならない保険会社グループ』の実現に向けて、引き続き、資産運用を通じ、環境・社会へのポジティブなインパクトの創出に取組み、脱炭素および持続可能な社会の実現に貢献していく。

関連記事(保険業界ニュース)

共済損保

JA共済連、関西電力が発行するトランジション・ボンドに投資

生保

第一生命、日本国が発行するクライメート・トランジション利付国債へ投資

生保

住友生命、岡山県浅口市、山梨県上野原市、宮城県岩沼市においてVitalityを活用した連携事業を開始

生保

第一生命、クラフトバンク株式会社へ投資

共済

JA共済連、株式会社すかいらーくホールディングスが発行するサステナビリティボンドに投資

生保

住友生命、広島県、熊本県長洲町、秋田県にかほ市においてVitalityを活用した連携事業を開始

生保

住友生命、スミセイ「わが家の台所事情アンケート」2025を実施

損保

東京海上日動、地方自治体が発行する水害対策事業を資金使途とした債券への投資の開始

生保

住友生命、Well-being Initiative参画企業としてSWGs宣言を共同発表

生保

住友生命、徳島県において Vitalityを活用した連携事業を開始

関連商品