住友生命、株式会社ファミワンとの事業連携を一層強化
住友生命は、CVC(コーポレートベンチャーキャピタル)ファンド「SUMISEI INNOVATION FUND」(以下「本ファンド」)から、株式会社ファミワン(以下「ファミワン」)へ追加出資を行い、プレコンセプションケア※1領域における事業連携を一層強化する。
※1 プレコンセプションケアとは、女性やカップルが自分たちの生活や健康に向き合うこと、そして、赤ちゃんをさずかるチャンスを増やす、女性や将来の家族がより健康な生活を送れるようにする一連の取組みのこと。
1.追加出資の背景
住友生命は、お客さまの健康増進をサポートするVitality健康プログラムを中心としたWaaS(Well-being as a Service)※2を通じてお客さまのウェルビーイングに資するサービスの提供を目指している。
プレコンセプションケア領域において、2021年度から開始したファミワンとの事業共創により、企業向けサービス「不妊治療と仕事の両立支援」ソリューション(サービス名称:Whodo整場(フウドセイバー))が2023年度にサービスローンチに至った。
今後も、企業で働く従業員一人ひとりが望んだ「理想のライフプラン」を実現できるよう、「不妊治療と仕事の両立」という大きな社会課題の解決や、いつかは子を持ちたいと思う従業員への早い段階からのサポートによる社会課題そのものの縮小を図るべく、Whodo整場(フウドセイバー)の事業拡大を目指す。そのためにも、ファミワンへの本ファンドからの追加出資を通じて事業連携を一層強化し、事業拡大のための体制整備を行うとともに、引き続きサービスの魅力向上に努める。
※2 Vitality健康プログラムを中心とするウェルビーイングに資するサービスエコシステムのこと。
2.Whodo整場(フウドセイバー)について
Whodo整場(フウドセイバー)は、2020年度から毎年開催している、新規事業創出を目的とした社内提言制度「スミセイInnovation Challenge」からの初の事業化案件である。
2021年度から事業化に向けた実証実験を重ね、2023年度に「不妊治療と仕事の両立支援」ソリューションとしてローンチに至り、「女性からだ会議(R)大賞2024」※3で事業者部門大賞を受賞するなど、従業員への両立支援だけではなく、不妊治療に取り組みやすい企業風土を作るというアプローチが有識者に評価されている。
※3「女性からだ会議(R)大賞」は、毎年、次世代女性の健康や予防医療に取り組む活動や団体から選出されている。
■サービスの概要
○サービス名称 Whodo整場(フウドセイバー)
○サービス名称にかけた想い
①企業の「風土」醸成を支援する(フウド)
②皆で支える(People who support(=do))
③職場環境を整える(整場)
○サービスコンセプト
「不妊治療と仕事の両立」には、企業で用意している各種制度に加え、職場・従業員同士の理解がないと難しいのが現状と考えており、当事者への支援以上に、上司や同僚へアプローチを行うことで、周囲の理解促進や、心理的安全性を担保する仕組み作りなど、不妊治療に取組みやすい企業風土を醸成することをコンセプトとしている。
○対象
企業で働く役員・従業員
○サービス内容
<導入前>
・企業内周知のための専用ランディングページの作成
<導入時>
・企業内の実態把握のための従業員向け匿名アンケート調査
・ヘルスリテラシー向上に関するセミナー開催
・セルフチェック検査キットの提供
・妊活、不妊を中心とした健康課題に関するオンライン相談窓口
<導入後>
・くるみんプラスなどの企業認定制度取得サポート
・不妊治療支援の休暇、休職制度などの制度設計サポート
*一部のみの導入可。本サービス導入にあたって、生命保険の加入は不要。
○協業パートナー(一例)
famione/FairWork/Fine/ロート製薬/ユニ・チャーム/TRULY