住友生命、日本トムソン向けスミセイ・サステナビリティ・リンク・ローンを実行
住友生命は、日本トムソン株式会社向けに、本年3月に制定した「スミセイ・サステナブルファイナンス・フレームワーク※(以下「本フレームワーク」)」に基づく初の案件となる「スミセイ・サステナビリティ・リンク・ローン」を実行した。
本件は、借入人のGHG(温室効果ガス)削減目標と整合的なサステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット(以下「SPTs」)をあらかじめ設定し、その達成状況に応じて、金利が変動する仕組みとなっている。そのため、借入人のGHG削減取組みに対して、インセンティブが設けられた融資となっている。住友生命は、本件を通じて、運用収益の確保に加え、同社の脱炭素化の取組みを後押ししていく。
【案件概要】
借入人 日本トムソン株式会社
金額 8億円
融資期間 5年
SPTs①指標:同社グループのGHG排出量(Scope1+2)
内容:2030年度までに2022年度対比42%以上の削減
SPTs②指標:同上(Scope3[カテゴリ1:購入した製品・サービス])
内容:2030年度までに2022年度対比25%以上の削減
住友生命は、「住友生命グループVision2030」において、カーボンニュートラル実現に向けた絶え間ない取組みにより地球環境の改善を図ることを目指し、資産運用を通じて、環境・社会へのポジティブなインパクトの創出に取り組んでいる。本フレームワークも今後更に活用し、中長期の安定的な運用収益確保に加え、脱炭素および持続可能な社会の実現に貢献していく。