日本生命、2024年度入社式社長挨拶を公表
日本生命は、4月1日に入社式を行った。清水博社長挨拶の主旨は以下のとおりである。
<日本生命グループの“みらい”>
本日、ともに働く仲間として皆さんを迎えたことをとてもうれしく思う。本日から皆さんと一緒に日本生命のこれからを創っていく。皆さんが日本生命グループの“みらい”を、皆さんの力で創っていくのである。
これからの生命保険事業は少子化や人口減少により厳しくなると言われているが、私たち自身の努力によって、いかなる環境においても日本生命グループを発展させることができると信じている。
全ての人が、安全で安心な人生を送るために、十分な保障を備えておきたいというニーズは強く、これからも高まっていくと思う。
日本生命グループは135年にわたり、お客様に安全・安心という価値を提供してきた。これからも私たちが努力を重ね、お客様のニーズを捉え、絶えず商品やサービスを進化させていくことで、さらに日本生命グループは成長していくと信じている。
コロナ禍からの社会や経済の急回復、運用環境の激変やインフレの進行等により、事業環境は大きく変化している。このような中で、中核となる生命保険事業では、日本生命の強みであるface-to-faceの活動にデジタルを組み込み、LINEやメールで連絡を取り合うことができるデジタル顧客基盤を業界屈指の規模で作り上げた。また、乗合代理店チャネルの拡大など、グループ一体でのマーケット開拓により、お客様数を増やすことができた。
事務・サービス領域では、新型コロナウイルス感染症による給付金請求が急増する中で、お客様への丁寧なご説明や支払事務対応に尽力してきた。
どのような環境下でも、常にお客様のことを真っ先に考え、お客様の立場に寄り添い、お客様の安心を支える約7万名の職員、そしてお客様や社会の安定を支えてきた、日本生命グループ135年の歴史を誇りに思う。
これからも日本生命グループは営業職員チャネルを生命保険事業の中心に置き、さらに進化していく。
お客様ニーズの変化を捉えた商品・サービスの開発や、対面とデジタルを自在に組み合わせた活動を通じ、お客様との絆を一層強くすることで、日本生命グループの“みらい”を背負っていく。
今年度は新たな中期経営計画のはじまりの年である。
この計画では、「期待を超える安心を、より多くのお客様へ。」をテーマとしている。
今後、これまで以上に、非連続で不確実性の高い事業環境が見通される中で、これからも日本生命グループがお客様や社会からの期待に応え続け、魅力的な存在で在り続けるために、サステナビリティ経営の一層の高度化に取り組んでいく。