太陽生命、東急株式会社に対する「サステナビリティ・リンク・ローン」を実施
太陽生命は、ESG投資の一環として、東急株式会社へのサステナビリティ・リンク・ローン(以下、「SLL」)を実行した。
SLLは、借り手のESG戦略に対して設定されたサステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット(以下、「SPT」)の達成状況に応じて、金利条件等の貸付条件が変動する仕組みとなっており、持続可能な社会の実現を推進するローン手法である。
本SLLは、東急株式会社が2022年9月に策定したサステナブルファイナンス・フレームワークを活用した取り組みである。本フレームワークは、株式会社日本格付研究所(JCR)から、環境省による「サステナビリティ・リンク・ボンドガイドライン(2022年版)」および「サステナビリティ・リンク・ローンガイドライン(2022年版)」などの原則への準拠性と設定した目標の合理性について第三者意見を取得している。
<概要>
・借入人:東急株式会社
・実行日:2024年2月29日
・KPI:借入人および連結子会社のCO2排出量(総量ベース、Scope1およびScope2)
の削減率
・SPT:2030年度までに2019年度比CO2排出量46.2%削減
インセンティブ:SPT達成状況に応じた金利スプレッド優遇
・SDGs:同社SPT達成を通じて、SDGsの下記目標の達成に貢献する。
同社は、2007年3月に日本の生命保険会社として初めて「責任投資原則(PRI)」(※)に署名し、環境(E)、社会(S)、企業統治(G)の課題に十分配慮し、持続可能な社会の実現に向けた資産運用を行っている。今後とも、責任ある機関投資家として、「T&D保険グループESG投資方針」に基づき、事業活動を通じて社会的課題の解決に貢献する取組みを進めていく。