日本生命、2024年社長年頭挨拶
日本生命は、年頭挨拶として、社長から全役員・職員に向け、メッセージを送った。メッセージの要旨は以下のとおりである。
◇2024年のスタートにあたり、一言ご挨拶を申しあげます。
まず、能登半島地震では広範かつ大規模な災害が発生しました。お亡くなりになられた方々のご冥福を心よりお祈り申しあげるとともに、被害に遭われた方々にお見舞いを申しあげます。当社においても、多くの職員方が被災しました。不安と苦痛と困難な中にある被災地の職員方を思うと、とても胸が痛みます。また、未だ安否が確認できていない方もいます。無事であることを心から願っています。会社を挙げて必要な支援や対応を行うために、すでに災害対策本部を設置しています。被災地の皆さんを、会社は全力で支援いたします。どうか、ご自身とご家族の安全と健康を最優先にお過ごしください。
今年度は中期経営計画「GoingBeyond-超えて、その先へ-」を締め括る最終年度です。中期経営計画で目指すことは、人・サービス・デジタルで、お客様と社会の未来を支え続けることです。この目標の達成に向け、それぞれの部門が懸命に取り組んでおり、3年間全員で努力を続けてきた結果、多くのことが実現できました。
新年度から始まる新しい中期経営計画においても、お客様と社会の未来を支え続けることに一層力を入れていきます。お客様と社会の未来を支え続けることはサステナビリティ経営そのものです。
サステナビリティ経営とは、仕事を通じて社会課題を解決し、社会課題を解決することで会社が発展することであり、この良い相互作用をずっと続けていくということです。日本生命のサステナビリティ重要課題は「人」、「地域社会」、「地球環境」の3つであり、それぞれの領域のサステナビリティ向上に向けて各種取組を推進しています。
より良い世界にするための仕事を通じて会社を発展させること、そのために生命保険を始めとするさまざまな安心を、一人ひとりの生涯にわたり提供する日本生命グループになりたいと思います。一生涯にわたって、生命保険に加えて資産運用、健康増進、介護、保育など、さまざまな安心サービスを提供する、言い換えれば「安心の多面体」を提供する日本生命グループを目指したいと考えています。そして、お客様からの期待を超える安心を、より多くのお客様にお届けし、今日と未来をつなぎ、誰もがずっと安心して暮らせる社会を作りたいと思います。
そのためにはグループの中核である日本生命がさらに成長しなければなりません。そのために変わらず必要なことは、お客様本位の業務運営と人材です。私たちの仕事は、お客様や社会からの信頼の上に成り立っていることをいつも忘れることなく、常にお客様本位の姿勢で仕事に取り組まなくてはなりません。そして、日本生命の発展を成し遂げるには、日本生命で働く7万人の力が不可欠です。「人は力、人が全て」です。これからも、賃上げや、学ぶ機会の提供、効率的に働く環境整備など、人材への投資を増やしていきます。
これからも、お客様本位の業務運営とサステナビリティ経営を事業運営の根幹に位置づけ、グループ全員の力を結集して、日本生命グループを発展させたいと思います。そして、成長し続ける事業基盤を作り、揺るぎないマーケットリーダーに成ることに、また一歩近づきたいと思います。
今年度も残すところ3カ月です。まだ3カ月あります。それぞれの目標達成に向け、一層の努力を傾けていただきたいと思います。成果を上げて、流れを変える。これが今年度の目標です。全員の力で達成し、今年度をしっかりと締め括りたいと思います。気持ちを一つに、本年も頑張ってまいりましょう。