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住友生命、シンガポールのシングライフを子会社化

住友生命は、米国投資ファンドTPGInc.(以下「TPG」)※1と、TPGの保有する住友生命の関連法人Singapore Life Holdings Pte.Ltd.(以下「シングライフ」)株式35.48%を15.8億シンガポールドル(約1700億円)※2で取得(以下「本件取引」)することに12月21日付で合意した。
これにより、9月13日付発表済みの英国保険グループAvivaからのシングライフ株式取得に加え、本件取引によってシングライフは住友生命の子会社となる予定である。
住友生命は、引き続きシングライフの完全子会社化に向けて、本件取引と同条件で、残る既存株主からの株式取得を進めていく。なお、本件取引はAvivaからのシングライフ株式取得と共に、当局認可を含むクロージング要件の充足を条件に、2023年度第4四半期中の完了を予定している。
※1 取引主体はTPG傘下会社AbbeyLifeHoldingsLtdとなる。
※2 住友生命およびTPG以外のシングライフ株主は、シングライフの株主間契約において先買権および共同売却権を有しており、その権利行使結果により、取得株数・取得金額は変動する可能性がある。
1.子会社化の背景・狙い
住友生命は、シンガポールをアジア事業戦略における中核市場の一つと位置付けており、シングライフに対しては、2019年の初回出資以降、長期的に経営に関与する戦略投資家として、その事業拡大を支援してきた。
シングライフは、創業当初からデジタルを活用したビジネスモデルに強みを持ち、2020年にはAvivaシンガポール事業を買収するなど、順調に業容を拡大しており、現在では多様な商品・販売チャネルを有するシンガポール大手生命保険会社の一角に成長した。
また、アジア地域の事業展開としてフィリピンへも進出している。このような実績・成長性の両面と、これまで築き上げてきた両社の良好な関係性を踏まえ、今般、子会社化の判断に至った。
2.今後の展開
シングライフ子会社化後は、シングライフの有するビジネスモデル等のノウハウを、住友生命グループのお客さまの利便性向上や経営効率化に繋げるなど、グループシナジーの発揮・最大化に取り組んでいく。
また、住友生命は2024年4月にシングライフとの関係強化や域内の市場調査を目的としてシンガポール現地拠点の設立を予定している。さらに、将来的には、アジア事業戦略の推進や、グループ・ガバナンスの高度化およびグループシナジーの創出を一層進めていくために、アジア事業統括拠点の設立を検討していく予定である。
このような取組みにより、海外事業を通じた収益基盤の拡大、事業の継続性強化を図る。
また、「スミセイ中期経営計画2025」の達成、「住友生命グループVision2030」の実現に寄与し、「ウェルビーイングに貢献する『なくてはならない保険会社グループ』」を目指す。
■シングライフの概要
会社名:Singapore Life Holdings Pte.Ltd.
設立:2020年
代表者:Pearlyn Phau氏(取締役グループCEO)
従業員数:約1,200名
総資産:14,372百万シンガポールドル(約1.5兆円)
保険料等収入:3,480百万シンガポールドル(約3,700億円)

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