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大樹生命、アジア開発銀行が発行する「ブルーボンド」に投資

大樹生命は、この度、アジア開発銀行(AsianDevelopmentBank、以下「ADB」)が発行する豪ドル建ブルーボンド(以下「本債券」)への投資を実施した。
1966年に創設されたADBは、極度な貧困の根絶に向けた取組みを続けながら、豊かで多様性を尊重するとともに、気候変動や災害等によるショックに強靱で、持続可能なアジア・太平洋地域を実現することを目指している。2021年9月には、ブルーファイナンス(※)の必要性への理解が醸成される中、グリーン・ボンド・フレームワークを拡張し、海洋保全への投資を含むグリーン&ブルー・ボンド・フレームワークを策定した。このグリーン&ブルー・ボンド・フレームワークはICMA(国際資本市場協会)のグリーンボンド原則、および国連環境プログラムの持続可能なブルーエコノミーファイナンス原則に則した内容になっており、以下3つの領域に焦点を当てている。
①持続可能な漁業や養殖を含む生態系・天然資源の管理
②プラスチック・廃水など海洋に流れ込む汚染物質の削減
③海洋再生可能エネルギーや港湾、海運を含む海洋および沿岸の開発促進
(※)海洋環境の保全および持続可能な海洋資源の利用促進を目的とした資金調達およびESG投融資本債券によって調達された資金は、グリーン&ブルー・ボンド・フレームワークに従って、海洋および沿岸生態系の保全・回復や海洋汚染の防止、ブルーエコノミーの発展を通じて海洋の健全性に貢献するプロジェクトに活用される。同社は、本債券への投資を通じ、アジア・太平洋地域における海洋および沿岸環境の改善に向けたADBの取組みを資金面からサポートする。
これまでも同社では、環境債(グリーンボンド)や社会貢献債(ソーシャルボンド)、ESG投信などへの投資を行ってきた。今後も引き続き生命保険会社としての社会的責務をふまえ、資産特性に応じて環境・社会・ガバナンスの課題を考慮した資産運用を行い、環境や地域・社会と共生し、経済・企業の安定的な成長と社会的価値の調和的な発展を目指す。
<本債券の概要>
発行体 アジア開発銀行
格付 AAA(S&P)/AAA(Fitch)
発行総額 40百万豪ドル
償還期間 15年

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