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住友生命、生成系AIを活用した新たな顧客価値創造や生産性向上の取組み

住友生命は、生成系AIチャットシステム(SumiseiAIChatAssistant、以下「本システム」)を、7月18日より本社・グループ会社の職員約1万人を対象に運用開始予定である。本システムを通じて日常業務の生産性向上を図るほか、お客さま向けサービスの開発・更なるレベルアップに活用していく。
住友生命は、「住友生命グループVision2030」の中で掲げる全てのステークホルダーの「ウェルビーイング※1」実現に向け、従来の保険会社の姿に留まることなく、“住友生命「Vitality」”をはじめとした、さまざまなよりよく生きるサービス「WaaS(Well-being as a Service)※2」を創出・提供することを目指している。職員がデジタル・ITに関する 知識やスキルを身に付け、さらに生成系AIシステムを活用することで、新たなウェルビーイングサービスの創出に向けた取組みを加速していく。
※1 「健康」に対する新たな価値観であり、「身体的・精神的・社会的・経済的に幸せと感じる状態」、ひいては「そうあるための行動、選択、ライフスタイルを積極的に追求すること」である。
※2 Vitality健康プログラムを中心とするウェルビーイングに資するサービスエコシステムのことである。
1.主な利活用シーン
a.Vitalityのレベルアップや、WaaSの新規事業創造等への活用
b.文章や資料の作成等、日常業務の生産性向上
2.本システムの概要と特徴
本システムは、MicrosoftAzure上の「AzureOpenAIService」の機能を活用して住友生命専用に構築したChatGPTをベースとする生成系AIチャットシステムである。ChatGPTと同様、利用者が入力した質問に対して、人間のように自然な対話形式でAIが回答する機能を有する。
生成系AIチャットシステムの能力を引き出すためには、質問・命令文(以下「プロンプト」)の入力方法が非常に重要になるため、精度の高い回答を引き出すための住友生命独自のプロンプト雛形を開発し、経験の少ない職員でも本システムを効率的に活用できる環境を整えている。
また、プロンプトの作成・活用スキルに関する社内認定制度を設け、「プロンプトプロフェッショナル」などの呼称でデジタルバッジを付与し、本システム活用のモチベーションを高めていく。
加えて、入力情報の学習や2次利用がなされないよう、セキュリティ・コンプライアンスにも配慮した。また、社内運用にあたっては、機密情報の入力や著作権への注意などを含めたルール・ガイドラインを作成し、職員が安心して活用できる環境を整えた。
これらは、周辺環境の変化に合わせて継続的に改善を続けていく。
-なお、このニュースリリースは本システムを活用して作成したものである。-
今後も、住友生命は「人」と「デジタル」の融合により新しい価値を創造し、お客さまの人生を豊かにするために、生成系AIを活用した変革に積極的に取り組んでいく。急速に変化し続ける社会・環境の中において、全てのステークホルダーのウェルビーイングに貢献するために、引き続き進化を続けていく。

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