かんぽ生命、インドネシアが発行する本邦市場初の円貨建てブルーボンドへ投資
かんぽ生命は、インドネシア共和国が発行するブルーボンド※1への投資を実施した。
当案件の投資対象は、海外の発行体が本邦市場において円貨建て(サムライ債)で発行する初めてのブルーボンドである。かんぽ生命にとってブルーボンドへの投資は今回が初となる。
インドネシアは世界最大の島しょ国として、SDGs達成に向けた取り組みを推進している。とくに注力すべき重点分野として海洋経済を位置付けており、本ブルーボンドは同国の他通貨建てを含む債券発行の取り組みにおいても初の試みである。
本債券発行によって調達された資金は、インドネシアが策定した「SDGs政府債フレームワーク」で定めたブルーエコノミーの発展に貢献するプロジェクト、具体的には、海洋環境保全、持続可能な漁業、海洋災害対策などのプロジェクトに充当される予定である。また、当該フレームワークは国際資本市場協会(ICMA)の定めるICMA原則※2との適合性について、第三者意見を取得している。
※1 海洋環境の改善・保全や持続可能な漁業、海洋汚染防止など、水環境が関係する事業に資金使途が限られた債券
※2 ICMAの策定するグリーンボンド原則、ソーシャルボンド原則およびサステナビリティボンド・ガイドライン
◆本債券の概要
・発行体
インドネシア共和国
・発行体格付
BBB(S&P)/Baa2(Moody’s)/BBB(Fitch)
・年限
7年(2030年5月24日)
・発行総額
147億円
・利率
1.20%