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住友生命、統合型エンドポイント管理の「Tanium」を採用

住友生命は、タニウム合同会社が提供する統合型エンドポイント管理プラットフォーム「Tanium」を採用した。
1.「Tanium」について
「Tanium」は、IT、セキュリティ、リスク、コンプライアンスの管理機能を提供する統合プラットフォームである。企業の重要な情報やインフラをサイバー攻撃から保護し、多種多様なエンドポイントをリアルタイムに可視化してコントロールすることができる。また、特許を取得した独自のテクノロジーを活用して、パッチやアプリケーションの配布、IT資産の見える化、脆弱性管理、EDR※から問題発生時の対応まで、幅広い業務にスピーディに対応できえう。世界中のお客さまから信頼を集めている「Tanium」は、米軍やFortune100企業の70%に採用されており、世界で3000万を超えるエンドポイントの管理に利用されている。
※ 「Endpoint Detection and Response」の略で、エンドポイント(サーバやPC、スマホやタブレットなど、ネットワークに接続された端末)の操作や動作の監視と、迅速な対応を行うソフトウェアの総称である。
2.採用の背景
住友生命は、健康増進型保険“住友生命「Vitality」”を中心とした、「一人ひとりのよりよく生きる=ウェルビーイング(Well-being)」に貢献するサービスの提供を通じ、「なくてはならない」生命保険会社の実現を目指している。
住友生命のシステム開発・運用を担うスミセイ情報システムを中心に導入の検討を進め、「Tanium」を採用することとなった。
それにより、システムの保守・維持コストの低減を図り、余剰コストをお客さまサービスの向上等に資するデジタル投資にシフトする。これによって「人とデジタルが融合」したサービスを提供していく。
また、「住友生命グループ Vision2030」では、カーボンニュートラル実現に向けた「地球環境の改善」を目標に掲げており、「Tanium」を採用することで、全国に設置されているサーバ機器を撤廃でき、将来に亘って温室効果ガス排出削減も可能となる。
3.「Tanium」の導入メリット・効果
住友生命では、社内の約50,000台の端末へのアプリケーション更新やセキュリティパッチ適用に、全国の拠点に約1,200台設置している専用サーバを用いた自社開発の配信システムを使用している。この配信システムの更改にあわせた新たな取組みとして「Tanium」を導入し、サーバ機器を撤廃することで、機器の保守・維持コストの低減、ならびに機器撤廃による温室効果ガス排出削減が可能である。
また、保守・維持にかかっていたコストをデジタル投資にシフトすることが可能となり、「人」による親身・丁寧なサービスに、「最先端のデジタル技術」を融合したサービス提供を実現し、お客さま一人ひとりの「よりよく生きる=ウェルビーイング」に貢献していく。
今後、端末管理の各種業務に「Tanium」を活用し、EDR機能の拡張も予定している。

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