日本生命、PRI年次カンファレンスのリードスポンサーに選定
日本生命は、PRI(国連責任投資原則)が10月に東京で開催する年次カンファレンス「PRI in Person」において、リードスポンサーに選定された。
PRIは、世界のESG投資を牽引する国際イニシアティブであり、現在、世界で5,000を超える機関が署名している(署名機関の過半は機関投資家であり、うち、日本の機関の署名数は約120)。PRI in Personは、ESG投資業界における世界最大級のイベントであり、そのリードスポンサーは、署名機関の中から一機関のみ選定される。保険会社がリードスポンサーに選出されるのは、世界の機関投資家の中で初めてとなる。
PRI in Personでは、資産運用会社や保険会社、年金基金などの機関投資家のほか、政策当局や企業、NGOなどのステークホルダーが集い、気候変動や人権問題、企業統治などのESGを巡る様々な課題について議論される。PRI in Personでの議論は、今後のESGを取り巻く業界の方向性を形作ることも多く、重要な国際イベントと捉えられている。
同社は、生命保険会社としての使命や公共性を踏まえ、環境や地域・社会と共生し、経済・企業と安定的な成長を共有していく観点から、ESG投融資に取り組んできた。2017年にPRIに署名して以降、取り組みを加速・推進し、直近のPRIの年次評価においても、複数分野で最高評価の「5つ星」を獲得している。
PRIのデービッド・アトキンCEOは、「東京で開催されるPRI in Personのリードスポンサーに日本生命が選任されたことを大変喜ばしく思う。PRI in Personとして初の日本開催となり、目まぐるしく進展する責任投資のベストプラクティスについて、日本と世界の署名機関が意見を交わし、共に取り組む貴重な機会になることを期待している。責任投資の議論のさらなる前進に向けた日本生命のサポートに、心より感謝し、歓迎する」とのコメントを寄せている。