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富国生命、オフサイト自己託送方式による低圧・分散型太陽光発電プロジェクトへ融資

富国生命は、イオンモール株式会社(以下「イオンモール」)が実施する「コーポレート PPA※1」を活用した太陽光発電プロジェクトへの融資に参加する。
本プロジェクトは、イオンモールが国内約740ヵ所に所在する低圧太陽光発電所※2を用いて発電し、オフサイト※3自己託送方式※4により自社店舗へ電力を供給する。
本融資は、太陽光発電設備の施工および管理事業を行う株式会社エコスタイルが開発した発電設備を、本プロジェクトのために設立された特別目的会社が取得するための資金に充てられる。なお、ファイナンスの組成はみずほ証券株式会社が行い、みずほリース株式会社が匿名組合出資者として参加する。
本プロジェクトは、イオンモールが掲げる、2040年までに直営モールにおいて100%地産地消の再生可能エネルギーでの運営へ引き上げる目標達成に貢献する。また、対象の発電設備は、耕作放棄地を活用した低圧太陽光発電所であることから、大型開発を伴うメガソーラーに比べ、環境負荷が少なく、よりESGへの寄与度の高いプロジェクトである。
富国生命では、国連の責任投資原則(PRI)署名機関として、収益性の確保のみならず持続可能な社会の実現に貢献すべく、積極的にESG投融資に取り組んでいる。今後も契約者の利益を最優先とした資産運用を実践するとともに、生命保険業の公共性を踏まえ、資産運用を通じ社会的責任を果たしていくことに努めていく。
※1 PPAは「Power Purchase Agreement」を指す。「コーポレートPPA」とは、特定の再生可能エネルギー発電事業者が、特定の需要家と直接長期契約を結び、再生可能エネルギー電力を供給する仕組みである。
※2 定格出力が50kW未満の太陽光発電施設を指す。
※3 発電所と離れた場所に需要地があり、送電網を介して需要家に供給する方法である。
※4 発電事業者(本プロジェクトではイオンモール)が発電した電気を、一般送配電事業者が運用する送電網を介して、需要家である別の場所にある自社の工場等(本プロジェクトでは全国各地のイオンモール店舗)へ送電する方法である。発電事業者と需要家は、同じ企業体であるなど、親密関係にあることが条件である。

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