住友生命、第33回2022年の世相を反映した「創作四字熟語」50編を発表
住友生命は、2022年の世相を的確に表現した「創作四字熟語(主催:住友生命、後援:大阪市、大阪市教育委員会)」を広く一般から募集した。
以下は、募集概要、応募者および作品傾向についての集計・分析結果である。
■募集概要
a.企画概要 従来からある四字熟語をもじったり、オリジナルの四字熟語を創作したりして、一年の世相を漢字四文字で振り返るという「ことば遊び」
b.募集期間 2022年9月8日~10月23日※郵送での応募は、10月14日必着
c.有効作品数 20,664作品
d.応募方法 インターネット(パソコン、スマートフォン等)、専用の応募用紙、郵便、ハガキによる応募
e.審査員 俵万智さん(歌人)
◆審査員コメント◆
俵万智(歌人)
「今年もコロナ禍の影は拭いきれませんでしたが「変種交代(へんしゅこうたい)」、少し明るい兆しが感じられました。それが創作四字熟語にも反映していて、ほっとさせられます。
一時は白い目で見られた帰省も歓びの輪となり「帰省歓輪(きせいかんわ)」、インバウンドが再び日本を訪れるようになりました「遠客再来(えんきゃくさいらい)」。物価高や円安は頭が痛く「急円超下(きゅうえんちょっか)」、身近な野菜であるはずの玉ねぎが高嶺の花に見えました「高値之玉たかねのたま」。
一年を振り返る時期になると、あの猛暑も遠い出来事のよう「暑行無常(しょぎょうむじょう)」。ロシアのウクライナ侵攻は、一日も早く決着してほしいものです「烏露曲折(うろきょくせつ)」。スポーツやドラマも盛り上がりました「逆転牛勝(ぎゃくてんぎゅうしょう)」「鎌倉爆風(かまくらばくふう)」。高校野球の優勝旗が白河の関を越えたことが、個人的には印象に残っています「紅旗奥来こうきおうらい」。
千客万来をはじめ、元の四字熟語を合わせて味わうと、意味が重層的に楽しめます。
それが創作四字熟語の大きな魅力ですね。」