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富国生命、世界銀行が発行するサステナブル・ディベロップメント・ボンドに投資

富国生命は、世界銀行(国際復興開発銀行、以下「IBRD」)が「生物多様性の保全」の重要性を啓発することを目的として初めて発行するサステナブル・ディベロップメント・ボンドへの投資を実施した。
生物多様性は、「生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)」で新たな世界目標の議論が進められるなど、近年一層重要性が叫ばれている。世界のGDPの約半分は生物多様性や生態系に依存していると言われ、その損失に対する対応は急務である。また、生物多様性の損失を取り戻し、生態系を保護するためには2030年までに毎年7,000億ドル相当の資金が必要と考えられている。
富国生命では、「生命保険事業を営む相互会社として、持続可能な社会の実現に貢献する」という経営方針に則り、ESG課題を考慮した投融資に積極的に取り組んでいる。本件は、自然資本に資金を提供する世界最大級の金融機関であるIBRDによる生物多様性を含む幅広い分野の開発プロジェクトを後押しするものである。
また、同社は、公共性の高い生命保険事業を営む相互会社として、“THE MUTUAL”※というコンセプトのもと、真の“相互扶助”を体現する組織となることを目指している。本件への投資は、契約者の大切な資金を運用するにあたり、収益性の確保のみならず、富国生命の経営理念の一つである「社会への貢献」を実践しうる手法であると位置づけており、今後も、同様の投融資を継続的に実施していく。
※“THE MUTUAL”とは、共感・つながり・支えあいであり、次の100年に向け進化する次代の“相互扶助”のことである。富国生命では、2023年の創業100周年に向けて、“THEMUTUAL”というコンセプトのもと、100周年プロジェクトに取り組んでいる。

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