日本生命、初のトランジション・ローンを実行
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日本生命は、住友化学に対し、シンジケーション方式によるトランジション・ローンを実行した。当融資は、同社にとって初めてのトランジション・ローンとなる。
トランジション・ローンは、脱炭素社会の実現に向け、長期的な戦略にのっとり着実な温室効果ガス(以下「GHG」)排出量削減の取り組みを行う企業に対し、その取り組みを支援することを目的としたファイナンス手法である。
当融資は、経済産業省より委託を受けた外部機関である日本格付研究所およびDNVビジネス・アシュアランス・ジャパンから第三者評価を取得しており、金融庁・経済産業省・環境省により定められた「クライメート・トランジション・ファイナンスに関する基本指針」等との適合性について確認している。
当融資による調達資金は、住友化学千葉工場におけるLNG火力発電施設の建設に充当される。石油コークスからLNGへの段階的なエネルギー転換を促進することにより、年間で24万トン以上のGHG排出量を削減する計画である。なお、当事業は、化学業界初となる経済産業省のクライメート・トランジション・ファイナンスモデル事業に選定されている。