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日本生協連、「節約・値上げについてのアンケート」調査を実施

日本生協連は、「節約・値上げについてのアンケート」調査を実施し、このほどその結果を取りまとめた。
日本生協連では、長引く新型コロナウイルス流行や世界情勢の不安定化の中、過去に類を見ないほどの値上げも加わり、人々が購買活動を行っていく上で、「節約」の影響はますます大きくなっていくと考えられることから「節約」の意識や実態(方法、商品、妥協点など)と、この間の「値上げ」の実感を明らかにするため、全国の組合員を対象にWEBアンケート調査を実施した。
(調査期間:2022年6月2日~6月7日、有効回答数:4,689件)
●調査結果の主なトピック
■節約をしたこと1位は「ふだんの食事」
節約をしたことの1位は「ふだんの食事(食料品・菓子・飲料・テイクアウトなど)」の56.5%で、特に20代が一番多い結果となった。2位は「外食」(52.2%)となり、1位「ふだんの食事」と合わせて、食費の節約意識が強いことが分かった。4位の「水道光熱費」は昨年度の同様の調査で11.2%であったのが、今回34.9%と大きく増加し、電力・ガス会社の値上げにより節約意識が上昇したと考えられる。
■具体的に節約したい食品は「菓子・おやつ」「デザート・スイーツ・アイス」
具体的に節約したい食品については、1位「菓子・おやつ」(46.4%)、2位「デザート・スイーツ・アイス」(40.0%)、3位「調理済みの総菜やお弁当」(35.8%)という結果になった。昨年度の同様の調査と比べていずれの項目も約5%ずつ増加し、当該分類への節約の意識が高まっていることが分かった。嗜好品が上位なのは「贅沢」を我慢し、調理済総菜やお弁当については「手作りを増やして支出を抑えたい」という心理が作用したと考えられる。また「米・パン・麺類」について、昨年度調査では9位だったが、今回「パン」は21.0%で6位に上昇しました。小麦粉値上げの影響が反映された結果であると考えられる。
■約6割が「節約しつつ、ちょっとした贅沢も盛り込む」意識
今現在の食費への意識に近いものを回答項目から選んでもらったところ、1位は「節約しつつ、ちょっとした贅沢も盛り込む」が64.3%で昨年度の同様の調査と比べると5ポイント低下したものの依然として支持される結果になった。ストイックになりすぎず、日常の楽しみも大切にしている人が多いと考えられる。一方2位は「必要なもの以外はなるべく買わないよう我慢する」(46.9%)で、昨年から5ポイント上昇した。続いて「品質が良ければ多少高くても買う」と続き、こちらは昨年度調査と比較して10ポイント上昇した。
■多少高くても買う理由になるものは、1位「おいしい」、2位「国産品」
多少高くても買う理由になるものは、1位「おいしい」(71.7%)、2位「国産品」(61.5%)という結果だった。年代別では、「時短できる」は全体では4位だったが、30代では3位で50.8%と半数以上が支持する結果になった。時短意識の高さによるものと考えられる。また年代が高いほど回答が多いのが「国産」「産地直送」「減塩や低塩(他より塩分が低め)」「環境に配慮している」という結果だった。

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