日本生命、一部報道について発表
日本生命では6月30日、「同社職員が金銭を詐取した事案が15件判明した※」という報道が一部報道機関であったことを受け、このような不正行為があったことは事実であり、今後、このような不正行為を発生させないよう、引き続き再発防止策等に取り組むとともに、コンプライアンス体制の一層の強化に努めていくとのコメントとこの件についての概要を発表した。(※2017年度から2021年度12月末まで)
(1)概要
金銭詐取事案件数 16件(2017年度から2021年度末まで)
惹起した職員数 15名
被害金額の合計 約1億3800万円
不正事案の主な手口 契約貸付金・配当金の不正引き出し等
(2)同社の対応
同社は各事案について責任を認めるとともに、同社が事実認定した被害金額の弁済を行っている。また、関与した職員に対しては、同社が賠償した金員について、その責任に応じて求償するとともに、社内規定に基づき、厳正な処分を実施している。
(3)再発防止策等
同社は、今後もコンプライアンスに関する研修や社内点検等を通じ、コンプライアンス意識のさらなる向上を図っていく。
また、同社職員による現金の取り扱いを廃止し、完全キャッシュレス化を図るとともに、各種通知物等にその旨を明記する等、お客様への周知徹底に努めている。これに加え、同社からの送金先を契約者本人口座のみとする取り扱いの実施や、契約者自らが手続きを完結できる取引の拡大等、不正事案の未然防止に向けた取り組みを強化している。