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T&D保険グループ、2022年3月期決算を発表

T&D保険グループは、2022年3月期決算(2021年4月1日~2022年3月31日)を発表した。
【2022年3月期決算のポイント】
1.T&D保険グループ決算の概況
・グループ修正利益※1は、太陽生命の新たな再保険取引※2の影響により前期から減少したものの、この影響を除けば国内
生命保険事業および米国再保険関連会社(フォーティテュード社)の業績が好調だったことにより前期から大幅に増加。
親会社株主に帰属する当期純利益は、米国金利上昇に伴うフォーティテュード社の会計上の一時的な評価性損失等によ
り前期から減少。
・Group MCEVは、新契約価値の積み上げ等により前期末から増加。
※1 当期純利益に対し、市場の変動により会計上生じる一時的な評価性損益等を調整した経営実態を表す指標。
※2 資産運用リスクを削減し、将来収益および資本効率の向上を図ることを目的に実施したもの。
2.国内生命保険事業
・保障ニーズが高まる中、対面・非対面を融合した営業の定着等により、契約業績は堅調。当グループの主要経営指標である新契約価値※および新契約年換算保険料とも、前期から増加。
・3社合算の基礎利益は、利息及び配当金等収入の増加等により、前期から増加。
※ 当期中に販売した新契約(転換契約を含む)の価値を表したもの。
3.事業ポートフォリオの多様化
・T&Dユナイテッドキャピタルでは、親会社株主に帰属する当期純利益は減少したものの、フォーティテュード社の業績が好調だったことにより、修正利益は前期から増加。
4.通期業績予想・株主還元
・T&Dユナイテッドキャピタルでは、親会社株主に帰属する当期純利益は減少したものの、フォーティテュード社の業績が好調だったことにより、修正利益は前期から増加。
【太陽生命の主要ポイントと状況】
◆保障性保有契約年換算保険料※は、上場以来の最高値を記録。
・保障性新契約年換算保険料※は、インフォマーシャルやインターネット広告等を経由した情報を活用し、対面・非対面を融合させた「ハイブリッド型営業」等のウィズコロナ時代に対応した営業活動の推進、「感染症プラス入院一時金保険」や「ガン・重大疾病予防保険」の好調な販売状況が継続したことにより、前年度から11.5%の増加。
・保障性保有契約年換算保険料※は、入院一時金保険等、第三分野商品の販売が好調であったことにより、前年度末から1.6%増加し、上場以来の最高値を記録。
※ 保障性年換算保険料(太陽生命独自の指標)とは、年換算保険料のうち主に貯蓄系商品を除いた保障部分の合計。同指標はEVの伸展に大きく寄与するため、太陽生命が契約業績の中で重視する指標。

【大同生命の主要ポイントと状況】
◆新契約高は堅調に推移し、前年度から増加。保有契約高は前年度末から純増。
・対面・非対面を組み合せた丁寧なコンサルティング営業の実践等により、コロナ禍で高まっているお客さまの保障ニーズに対し的確に応えたことで、主力である定期保険、特にオーダーメイド型商品(αシリーズ)の販売が堅調に推移。
・また、「がんステージ限定型Jタイプ」(2020年12月発売)の販売が堅調に推移したこと等により、「就業不能・介護保障商品」の新契約高も前年度から増加。
・新契約高が堅調に推移したことにより、保有契約高は前年度末から純増。
【T&Dフィナンシャル生命の主要ポイントと状況】
◆新契約年換算保険料は堅調に推移。保有契約年換算保険料は前年度末から増加。・新契約年換算保険料は271億円、前年度から3.4%増加。対面・非対面を融合したサポート体制の充実により募集代理店での同社商品の認知度がさらに向上したことや、海外金利の上昇による商品の魅力向上等により、一時払終身保険「生涯プレミアムワールド5」や変額保険「ハイブリッドシリーズ」を中心に販売が堅調に推移。
・保有契約年換算保険料は1,641億円、前年度末から11.0%の増加。

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