住友生命、住友共同電力株式会社向けのシンジケートローン「トランジション・ローン」に参加
住友生命は、住友共同電力株式会社(以下「住友共同電力」)向けのシンジケートローン「トランジション・ローン」(以下「本件」)に参加した。本件は、経済産業省が策定した「経済産業分野におけるトランジション・ファイナンス推進のためのロードマップ」を活用した国内初のローン案件である他、トランジション・ファイナンスモデル事業において国内化学分野で初めてのモデル事例に選定されている。
トランジション・ファイナンスとは、脱炭素社会の実現に向けて長期的な戦略に則り、着実なGHG(温室効果ガス)削減の取組みを行う企業に対し、その取組みを支援することを目的としたファイナンス手法である。本件により調達した資金は、住友化学株式会社・愛媛工場構内にて、住友共同電力が新設するLNG発電施設などに充当される。石炭・重油からLNGへの段階的なエネルギー転換を促進し、1年間に愛媛工場から排出されるCO2の約13%に相当する約65万トンを削減する計画である。
【本件の概要】
借入人 住友共同電力株式会社
アレンジャー/ストラクチャリング・エージェント 株式会社三井住友銀行
実行日 2022年3月31日
組成金額 80億円(うち住友生命5億円)
貸付人 国内金融機関12社
住友生命は、「なくてはならない」生命保険会社の実現を目指し、事業活動を通じたSDGsの達成に向けて取組みを進めている。
今後も、責任投資を通じ、持続可能な社会の実現に貢献していくとともに、運用収益の向上に取り組んでいく。