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住友生命、デンカ株式会社向けのシンジケートローン「Mizuho ポジティブ・インパクトファイナンス」に参加

住友生命は、デンカ株式会社向けのシンジケートローン「Mizuho ポジティブ・インパクトファイナンス(以下、本件)」に参加した。
ポジティブ・インパクト・ファイナンスとは、国連環境計画・金融イニシアティブが提唱したポジティブ・インパクト金融原則に基づき、企業活動が環境・社会・経済に及ぼすインパクト(ポジティブ・ネガティブな影響)を包括的かつ定量的に評価し、当該活動の継続的な支援を目的として融資を行うものである。本件においては、「雇用」、「廃棄物」、「資源効率・安全性」、「気候」、「包括的で健全な経済」など幅広い分野に関してKPI(重要な業績評価の指標)が設定されており、多様なポジティブ・インパクトの発現とネガティブ・インパクトの抑制が期待される。
本件は、みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社が開発したインパクト評価フレームワークを活用しており、株式会社日本格付研究所(JCR)から、ポジティブ・インパクト金融原則への適合性、および環境省のESG金融ハイレベル・パネルに設置されたポジティブインパクトファイナンスタクスフォースがまとめた「インパクトファイナンスの基本的考え方」との整合性について、第三者意見書取得している。
【本件の概要】
借入人 デンカ株式会社
アレンジャー/エージェント 株式会社みずほ銀行
実行日 2022年3月24日
貸付人 国内金融機関11社
住友生命は、「なくてはならない」生命保険会社の実現を目指し、事業活動を通じたSDGsの達成に向けた取組みを進めている。また、責任投資(ESG投融資およびスチュワードシップ活動)をその主要な取組みの一つとして位置づけ、持続可能な社会の実現、および、中長期での投融資を行う機関投資家にとって運用収益の向上に資するとの認識の下、責任投資に取り組んでおり、本件への参加はその一環として行うものである。
今後も、責任投資を通じ、持続可能な社会の実現に貢献していくとともに、運用収益の向上に取り組んでいく。

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