住友生命、オランダ自治体金融公庫が発行するサステナビリティボンドへ投資
住友生命は、オランダ自治体金融公庫(以下「BNG Bank」)が発行するオランダ国内における公営住宅の充実化を目指すサステナビリティボンドへの投資(約100億円)を決定した。
BNG Bankは、オランダ政府および地方自治体等からの出資によって設立された公庫であり、社会課題の解決を促進するため公的セクターへ資金を供給する役割を担っている。このような融資を行うことで社会的なインパクトの創出を目指しており、オランダ国内における社会課題の解決へ貢献している。
BNG Bankの公営住宅事業は、住みやすいコミュニティ作りやより良い住宅の供給に貢献することを目的としている。本債券はBNG Bankが策定した「サステナブル・ファイナンス・フレームワーク」※に準拠しており、調達した資金は、SDGs達成に資するオランダの公営住宅組合向けのローンに充当される。
本債券により調達した資金は、高性能で低廉な賃貸住宅の提供に加え、公営住宅組合がよりサステナブルな住宅を建築することも推進する。オランダはパリ協定に基づき温室効果ガス排出量の削減を目指しており、公営住宅組合においても、2050年までに賃貸住宅の脱炭素化を進める方針を策定している。
※ BNG Bankが策定したフレームワークは、国際資本市場協会(ICMA)のグリーンボンド原則、ソーシャルボンド原則およびサステナビリティボンド・ガイドラインに基づいている。